すり初め、三日とろろ、四日とろろ【長芋を食べるお正月@信州】

三日とろろの「とろろ汁」
三日とろろ等、お正月に長芋(とろろ)を食べる風習があります。

信州に移住してから初めて知った風習はいくつもありますが、お正月や節分に長芋を食べる、というのもその一つです。

昨日、我が家は「三日とろろ」を作って食べたので、ナガイモという植物についても絡めながら、記事にしておきます。

すり初めや三日とろろ、お正月にナガイモを食べる風習

かつて、シェアが全国1位だった事もある、長野県の長芋
長野県はかつて(昭和初期)、長芋のシェアが全国1位だった事もあるそうです。

そもそも、関西に住んでいた頃は「すり初め」「三日とろろ」という言葉を聞いた事がありませんでした。

信州では、スーパーの長芋のコーナーに「三日とろろ」の説明書きがあったりします。

そして、信州の中でも地域性があるようです

1月2日に「すり初め」、節分に食べるエリアも(信州の地域性)

「すり初め」は1月2日だったり、「四日とろろ」(1月4日に食べる)地域もあったり、北信ではお正月ではなく節分にとろろ汁を食べるそうです。

やはり信州は広いんですね。

そんな、お正月(1/2~4)と節分のとろろ汁については、NBS長野放送の記事で紹介されています。

お正月の「とろろ汁」の意味は?

とろろ汁の風習の意味としては、お節料理やお酒などで疲れた胃をいたわる、という事のようです(長寿や健康を願って)。

ナガイモという植物

山形村の長芋畑
こちらは山形村の長芋畑。

ナガイモという植物について、『ありがたい植物』という本から引用します。

ヤマノイモ、あるいは、ヤマイモという名前は、日本特産といわれるジネンジョと、中国原産のナガイモに用いられます。英語では、ジネンジョは「ジャパニーズ・ヤム」であり、ナガイモは「チャイニーズ・ヤム」です。別の品種にツクネイモがあります。

『ありがたい植物』「ウナギになれるイモ」とは?(田中修)より

「山の芋が鰻になる」という諺(ウナギに似ている?)

上記『ありがたい植物』では「ウナギになれるイモ」というエピソードと共に紹介されていますが、これは「山の芋が鰻になる」という諺があるからです。

牧野富太郎博士も『植物一日一題』の中で書いています。

多分鰻も精力増進の滋養品、山ノイモもまた同じくヌルヌルとした補強品、そして同様に体が長いから、それで上のようなことを言ったのではなかろうかと想像する。

『植物一日一題』「ナガイモとヤマノイモ」(牧野富太郎)より
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長芋畑の黄葉(撮りたくなる風景)

黄葉したナガイモ畑の風景
秋の長芋畑の風景。

ナガイモという植物について、もう一つ。

長野県の主なナガイモ産地は中信の山形村と北信の松代地区ですが、その畑の風景は見ごたえがあります。

黄葉(紅葉)したナガイモの葉
黄葉(紅葉)したナガイモの葉。

特に秋の黄葉(紅葉)は美しく、車を止めて撮影したくなる風景が広がります。

まとめ(ナガイモで冬を元気に)

とろろ汁で元気に越冬
とろろ汁で元気に冬を越しましょう。

すり初めや、三日とろろ、四日とろろの風習を知らなかった我が家ですが、今回食べてみて、ごちそう続きだったお正月の後、ホッとする味わいでした。

今後もちょくちょく食べて、元気に冬を越そうと思います。

あなたの地域には、すり初めや三日とろろの風習はありますか?

いろんな人に聞いてみたいです。

植物名ナガイモ
漢字名長芋
別名山薬(さんやく)、薯蕷(しょよ)
学名Dioscorea polystachya
英名Chinese yam
科名・属名ヤマノイモ科ヤマノイモ属
原産地中国
花期7~8月
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ABOUT US
しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。