冬の寒さと夏の虫。
この2つ、信州の山奥での生活では、避けて通れない壁だと思います。
「田舎暮らし」「自然の中での暮らし」、聞こえは良いですが、実際問題として、都会から田舎へ移り住むとしたら、適性があるかどうか、第1関門なのではないでしょうか。
今回紹介するのは夏も冬も(!?)活躍する、ALESSIのハエたたき。
ALESSI(アレッシィ)のハエたたきが大活躍する、山暮らしの夏
妻は、冬の寒さよりも夏の虫の方がイヤだそうです。
僕から言わせると、マイナス15℃とか水道の凍結とか、生命の危険に関わる冬の問題に比べたら、蛾やカマドウマ、ハサミムシ達なんて、取るに足らない存在だと思うのですが、妻に言わせると非常に不快なんだそうです。
「ギャーッ!」という叫び声を1日1回は聞きます。
僕も対応に慣れてきて、最近は動じないようになってきましたが、当初は叫び声の度に駆け付けたものです。
殺虫剤はできれば使いたくない
大自然の中で生活していると、殺虫剤は使いたくありません。
家のすぐ横の山菜や木の実など、自分達が口にする食べ物と近いし、後ろめたさがあります。
昔、ハチの巣を殺虫剤で退治した事があって、地面に落ちたハチの巣に大量のアリが群がっていた事がありました。
その場合、アリはもちろん、アリを餌にする小動物や植生にも影響して、巡り巡って自分達の口にも入るかも知れないし、いろんな意味で残念です(殺虫剤の危険性については、『沈黙の春』(レイチェル・カーソン)の紹介記事でも書きました)。
冬の間も目を光らせる(!?)ハエたたき
そんなわけで、我が家で活躍するのは原始的な道具になるわけですが、ALESSIのハエたたきは大のお気に入りです。
ハエたたきなんてどうでも良い?
否否ハエたたきに工夫の余地がある、ハエたたきにもデザイン性やユーモアがあり得る、と教えてくれたグッズです。
部屋の隅に立てておくとデコレーションになり、出番が来るまで目を光らせています(笑)。
見た目に加えて、実用面も優れていて「しなり」が良くて使いやすいです。
デザイナーのフィリップ・スタルクは家具や建築まで、有名な作品がたくさんありますが、このハエたたきもまた偉大な作品ですね。
山暮らしに必須の道具(!?)
「ギャーッ」という妻の叫び声を合図に、ALESSIのハエたたきを手にする僕。
殺すよりも、窓側に追いやってリリースする事の方が多いですが、虫のいない冬でさえも部屋の片隅にスクッと立って、末永く僕たちを見守ってくれるであろう道具です。
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