以前の記事『グレンスフォシュ・ブルークの斧、薪割り鎚』の補足です。
それまで使っていた、STIHL(スチール)の薪割り用ハンマーの柄先が割れたので、FiberFix(ファイバーフィックス)を使って補修しました。
ファイバーフィックスで斧(薪割り用ハンマー)を補修
割れてしまった柄の部分。
30年くらい使っているので、十分役目は果たしてくれたと思うのですが、引き続き使えるのか、ファイバーフィックスでリペアにチャレンジです。
ちなみに、最新のSTIHLのモデルだと、鉄製の「インパクトガンド」がついているのですが、このような割れを防止できるようになっています。
使い方
使い方はとても簡単です。
水に浸けます
付属の手袋をしてから、テープ状のファイバーフィックスを水かぬるま湯で濡らします。
そして、補修したいところにしっかりと(引き伸ばしながら)巻き付けていきます。
巻きつけます
巻きつけたら、その上から付属のビニールテープを巻きます(表面を滑らかにする為のようです)。
あとは15分か20分待つだけです。
詳しくは公式サイトに動画がアップされています。
補修できました!(強度も十分)
結果、問題なく使えるように補修できました!
強度も申し分ないです。
公式サイトによると「ダクトテープの100倍以上の強度」とあります。
あまりピンと来ないのですが(笑)、薪割りのような負荷が大きい作業でも大丈夫です。
仕組み(特徴)
不思議な製品ですが、仕組みとしては、グラスファイバー(ガラス繊維)を加工して作られた素材が、水につけると樹脂が活性化し、その後の化学反応によって硬化する、という事のようです。
不飽和ポリエステルも使っている事で、耐久性、絶縁耐力、耐熱、引っ張り強度にも優れているのだとか。
注意点はサイズ選び&使い切り
ポイントとしては、補修する箇所に応じて、適切なサイズを選ぶ事でしょうか。
テープの幅が1inch(2.5cm)、2inch(5cm)、4inch(10cm)、と種類があります。
あと、開封すると前述の特性上、固着が始まるので使い切りです。
余って置いておいたとしても、そうそう使い道があるわけではないと思います。
我が家の場合は余った分をご近所におすそ分けしました。
補修する部分の面積を確認して、シミュレーションしてから購入した方が失敗がなさそうです。
“モノを大切に”というコンセプト
公式サイトを見ると、あらゆるモノの補修例が紹介されています。
自転車のフレームやカヌー、自動車のサイドミラーやオートバイのマフラー、配管やホースまで。
そして「紫外線硬化型UVペン」のような、別の切り口の補修製品もあります。
ひび割れなどに紫外線を当てる補修材なんだそうです。
いろんな技術があるもんですね。
「物を大切にしようというコンセプト」と書いてあって、今後も何か補修するような時にお世話になりそうな、そんなメーカーです。
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