ハッカ油と好き嫌い(北見ハッカ通商のハッカ油)

北見ハッカ通商 ハッカ油ビン 20ml

ALESSI(アレッシィ)のハエたたきが最終手段、自衛権の行使だとして、ハッカ油(ミントオイル)もまた、田舎暮らしの虫対策に必須のアイテムの一つでしょう。

ALESSIのハエたたき

ALESSIのハエたたき

2018年7月28日
ハエたたきの記事でも書いたように、自然の中で生活していると、なるべく環境に優しいモノを使いたいわけで、ハッカ油は自然由来なので条件クリアです。中でも「北見ハッカ通商」が我が家のお気に入り。

無水エタノール、精製水と混ぜて作るのが一般的なようですが、我が家では水だけというシンプルなレシピ。実感として、蚊やハチ、アブ、ブヨ等に有効です。黒スズメバチが壁に巣を作りかけていた事があって、そこにハッカ油スプレーをすると、ハチ達がビックリしたように逃げていきました。よほど嫌いなのでしょう。しかし考えてみると、ヒトがミントを食用にするのとは対照的です。

MUJIのスプレーボトルに入れて使用

MUJIのスプレーボトル(ポリボトル)に薄めて入れて使用しています。ちなみに、移すときはスポイトがあると便利です。

長い歴史によって多品種な栽培植物に

ハッカ油とは、ハッカ草(ミント)を乾燥させて蒸留抽出した植物油です。ハッカはミントの和名。通常、ハッカ(もしくはミント)と言うとシソ科ハッカ属の植物の総称で(狭義にはニホンハッカを指します)、ペパーミント、スペアミント、アップルミント、ブラックミント、オレンジミント、など細かく分けると数百種類、かなり多品種な植物です。古代ギリシャでも生薬として利用されていたようで、栽培植物としての長い歴史によって品種改良が進んだ結果です(変種ができやすいという特徴もあります)。共通しているのは、害虫を避ける為に生成される忌避物質。それがヒトにとっては清涼感のある芳香になります。

カーリーミント

こちらはカーリーミント。和名「ちりめんはっか(縮緬薄荷)」。

ブルーキャットミント

青紫色の花が咲く、ブルーキャットミント。こちらは観賞用のようです。

忌避(嫌う)するか、歓迎する(好む)か。この違いは、長い時間の中で複雑に進化してきた結果です。蚊やハチはミントを嫌いますが、アブラムシにとっては好物(ミントの害虫)です。
キャベツやワサビ、マスタード等のアブラナ科に特有の辛味成分も忌避物質ですが、モンシロチョウは体内に解毒する酵素を持つので、他の虫がキャベツに寄り付かない中、独り占めできます。

かき菜のおひたし

食べるアブラナ科(アブラナ科の野菜)

2018年4月4日

ヒトと虫、ミントの複雑な関係

植物と虫たちが複雑な共進化を遂げてきた中で、僕たちもまた、ミントを複雑に利用しています。虫除けの他に、歯磨き粉、チューインガム、料理、お茶、モヒートなどなど。そうかと思えば、繁殖力の強さから庭に増えすぎて苦労している例も多くあります。人間の好みが複雑なのは、チョコミントアイスが嫌いな人もいる事でしょうか。
これを書いている瞬間も、妻が網戸にハッカ油スプレーを「シュッシュッシュッシュッ」。「そんなにかけなくても…」と僕は思うのですが、「念には念を!」
だそうで。ミントと虫、ヒトの三角関係を冷静に見つめる僕に対して妻がイライラしたり。そこには益虫なんてのもいるから更に複雑になります。

植物名 ハッカ
漢字名 薄荷
別名 ※狭義にはニホンハッカ(日本ハッカ)
学名 Mentha arvensis L.
英名 Mint(ニホンハッカはJapanesemint)
科名・属名 シソ科ハッカ属
原産地 中国
花期 6~9月
ハッカ油 ボトル 1本 【北見ハッカ通商】
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ABOUTこの記事をかいた人

神戸出身、2016年から信州在住。植物のある生活、自然の中での生活について、このサイト(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。2019年~イタリア・トリノの自転車ブランド・3Tアンバサダー。