昨年、ヤッホーブルーイングが工場見学を実施していると知って、申し込もうとしたら既に満席。。。
今年(2019年)こそは!と意気込んで行ってきた「大人の醸造所見学ツアー」。
今回はそのレポートをしようと思います。
ヤッホーブルーイング(よなよなエール)の工場見学をレポートします
車で行くか、電車で行くか?
まず、どうやって参加するか。
我々夫婦は山暮らしをしています。
当然、車で出かけるのですが、今回の工場見学はビールの試飲があります。
どちらかが「飲まない」(運転手)という選択肢もあり得たのですが、今回は佐久平駅近くのホテルに1泊する事に。
ホテルの駐車場に車を停めて、佐久平駅からタクシーでヤッホーブルーイングに行く事にしました。
間違いで軽井沢ブルワリーに!
タクシーの運転手さんに「ヤッホーブルーイングへお願いします」と伝えて、
「着きましたよ」。
建物を見てビックリ、そこはヤッホーブルーイングではなく、軽井沢ブルワリー!
どうやら運転手さんの勘違いだったようです(笑)。
ヤッホーブルーイング佐久醸造所に到着
すぐに気づいて、再び同じタクシーに乗り込んで今度は無事に到着。
結果的には軽井沢ブルワリーも見学できて(外観だけですが)、良かったです。
佐久平駅からヤッホーブルーイングまでは約5km、片道2000円前後です。
受付を済ませてウェルカムビール
ハプニングのおかげで、工場見学スタートまでの前置きが長くなってしまいました(笑)。
到着して、受付を済ませると、ウェルカムビールをいただきます。
よなよなのコスチューム(!?)やバッグなど、撮影用のグッズがたくさんあって、妻は既にお祭り気分です。
まずはクラフトビールの基本的な事をお勉強
そしていよいよ、ツアーが始まります。
まずはヤッホーブルーイングとクラフトビールについての基本的なお勉強から。
創業者は「星野リゾート」の星野佳路さん。
星野さんが留学中、海外のパブで飲んだビールの美味しさに感動したのが発端だそうで、24年前(1996年)からクラフトビールを作っている、日本国内の先駆者的な存在ですね。
ビールの原料は麦芽(モルト)とホップ、酵母、そして水。
この辺りの水は浅間山麓の硬水で、クラフトビールの製造にはちょうど良いのだそうです。
麦芽は、いろんな種類のものを味比べさせてもらいました。
ホップについても、カスケードという種類の毬花を味見。
乾燥させて、固形化したペレット状のものを使う事も多いらしいです。
いよいよ醸造所内に入ります
その後、いよいよ工場内に潜入です。
仕込み室や発酵室など、それぞれの部屋の見学と、製造途中の味見をさせてもらえます。
麦芽を煮た状態の麦汁は甘く、ホップが投入されると苦味が加わります。
麦汁に酵母を加えて、発酵をさせる部屋ではタンクの窓を覗かせてもらったり。
発酵させた後、熟成させて濾過すると完成なのですが、濾過していない状態の「インドの青鬼」を味見させていただきました。
しっかりと苦味と香りがあって、完成品よりも個性が強く感じられるのが面白いです。
出来上がったビールは缶に充填されて、出荷されます。
「パッケージング室」では、充填する前の缶にフタをする作業も見せていただき、工場見学は終了です。
ですが、ツアーが最も盛り上がるのはここからです。
お待ちかね、テイスティングタイム(飲み比べ)
オシャレなパブのような空間で、ビールをテイスティングします!
よなよなエールに合う料理、おつまみ
タップからグラスに、たっぷりと注がれたクラフトビール。
どんな食べ物と相性が良いのか、教えていただきます。
普段、いろんなペアリングを実験されているそうで、例えば「よなよなエール」には、湖池屋のポテトチップス(のり塩味)、「水曜日のネコ」には白身魚のカルパッチョ、「TOKYO BLACK」にはチョコレートとか、面白いです。
他のイベントのお知らせ
タップの5種類のビールと、「ハレの日仙人」という長期熟成のビール、合計6種類のビールをテイスティング。
ほろ酔い気分になっていると、今後のイベントの告知が行われます。
8月には初開催となる、オープンブルワリー(よなよなエールのオープンブルワリー)が予定されているそうで、妻が隣で「参加します!」と叫んでいます。。。
また、求人情報のお知らせも。妻は目を見開いて情報をチェック、「年齢制限はありますか!?」と質問しています。。。
スタッフの方は皆、ニックネームで呼び合っていたり、雰囲気がホントに楽しそうで、今後も良い人材が集まるんだろうな~。
星野佳路さんが海外のパブで味わった感動がどんなものだったか、それを想像させられるような、企業文化も感じます。
最後に、お土産コーナーを物色したら、ツアーは終了。
お土産コーナー
建物を出る頃には、次の回に参加する人たちのツアーが始まろうとしています。
所要時間約100分、これで1000円とは大満足です!
植物が更に身近になる工場見学
外にはプランターに植えられた、小さなホップが。
ホップや大麦は、信州でもたくさん栽培されています。
特に大麦は、大麦畑の横を車で通過する事も多く、身近な植物です。
今回のような工場見学に参加すると、それぞれの植物の形質が組み合わさって、特徴が活かされながら作られていく、という実感が湧きます。
そうそう、最後にもう2つ。
今回の「大人の醸造所見学ツアー」については、今年の開催は終了していて、来年(2020年)以降の予定は未定だそうです(上記「オープンブルワリー」に行きたいですね!)。
もう一つ、今回のツアーの定員20人のうち1人の方がアルコールを飲まない人がいたのですが、そういう人向けのサービスもあって、別メニューの食べ物が用意されていたり、お土産にビールがもらえるようです。そうした配慮も嬉しいですね。
今後もまた、面白そうな工場見学があれば、記事にしたいと思います。
ヤッホーブルーイング 佐久醸造所
〒385-0009
長野県佐久市小田井1119-1
https://yonasato.com/
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