昨日(4/25)から「信州花フェスタ2019」がスタートしています。
夫婦で設営のボランティアに参加したので、そのレポートと、そして西畠清順さん・そら植物園について、今回はそんな記事にしようと思います。
そら植物園・ボランティア体験
信州産のサボテン、流木、石灰岩を使用したインスタレーション
「信州花フェスタ2019」のメイン会場となっている、信州スカイパークの「やまびこドーム」では、信州産のサボテン、信州の流木、岩を使った「そら植物園・西畠清順による信州産サボテンのインスタレーション」が開催されています。
「信州産サボテン」と聞いて「信州産!?」と意外でした。
聞くと、昼夜の寒暖差がサボテンのトゲの生育に良いそうで、信州は有名なサボテン産地でもあるそうです。
そんな信州のサボテンと、信州の流木、そして信州・善知鳥峠(うとうとうげ)の石灰岩を使っている、地元産にこだわったインスタレーションなのです。
ボランティアには約80人が参加
その展示の制作活動に、我々夫婦も含め、約80人が集まりました。
集まったボランティアの人たちが4チームに分かれ、それぞれの作品を制作したのですが、こんなビッグイベントの展示作品を制作できる機会なんて、なかなかないでしょうね。
サボテン柄のヘルメットを被った女の子や、東京から1人で来たという高校生や、清順さんソックリな髪型のイケメンパパがいたり、集まっていた人はみんな楽しそうで、やまびこドーム内は終始、和やかな雰囲気でした。
清順さん、そら植物園の皆さんの楽しそうな働きぶり
清順さん(&そら植物園)の活動は、世界各地から珍しい植物を運んでくるというプラントハンターとしての仕事がテレビや各メディアでよく取り上げられます。
そうした事業の他に、川西市のエドヒガンやクヌギを活かした「キセラ川西」のプロジェクトといい(里山保全の一環でもあります)、今回の信州産サボテンといい、その地域の植生、植物を活かす活動もたくさんされていて、あらゆる角度で、植物の魅力を伝えてくれていると思います。
『教えてくれたのは、植物でした』
『教えてくれたのは、植物でした』に、こんな記述があります。
(「草分け」という言葉の)面白いところは、「まだ誰も到達したことのない場所」には、そこへ誰かが到達する以前から、草(植物)が生えているということ。そして植物が生えているということは、そこに土があるという設定なのです。
『教えてくれたのは、植物でした』「真の、“草分け的存在”とは」(西畠清順)
どんな分野でも、草分け的存在が必要で、その人が草をかき分ける時、“どこへ進むのか”、“次に何が起こるのか”、“どれだけ孤独を耐えなければならいのか”、そんな苦労があるのだろうし、清順さんの視界には、いつも植物があるんですね。
ランチも皆で一緒に食べて談笑
4つのチームが、それぞれ作品を制作した後、清順さんの好物というカレーライスのランチ休憩。
午後は、皆で鏡張りのメインコーナーの設営を仕上げて、記念撮影して、今回のボランティア制作は終了しました。
実は今回、この日の様子を写真撮影させてもらったおかげで、清順さんとも、そら植物園の皆さんともいろいろと話しをさせていただきましたが、皆さん、本当に楽しそうで、良い会社なんだな~と実感。
この日の1週間前、僕は銀座に滞在していて、Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)の植物を毎日のように観察していましたが(『銀座の街路樹(春の新緑散策)』)、その後、展示内容が変わったそうで、その話しを聞いていると、また銀座に行きたくなりました。
そういう意味でも「植物は、優れたコミュニケーションツールである」(これも清順さんの言葉です)、としみじみ。
次々と新しい試みを仕掛け、植物の体験を生み出している、清順さん・そら植物園の活動は、まさに“草分け的存在”と言えるんじゃないでしょうか。
そら植物園のボランティア制作を終えて
作業終了後、ドームの外に出たらサクラが満開で、清順さんがポツリと「ええな~」とつぶやいたのも印象的でした。
清順さんとそら植物園の「ひとの心に植物を植える」活動の今後も楽しみですね。
ともあれ、信州花フェスタはスタートしたばかりです。
僕も各会場へ行こうと思うし、もしまた撤去作業とか、そら植物園のボランティア募集があったら、また参加しようと思います。
普段は体験できないワークショップでもあり、業者体験のようでもある、そら植物園のボランティア、オススメです。
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