中山道・木曽路サイクリング【冬の宿場町(木曽福島~塩尻)】

中山道の宿場町と3Tのロードバイク(ストラーダ)。こちらは奈良井宿
中山道の宿場町と3Tのロードバイク(ストラーダ)。こちらは奈良井宿。

中山道の一部区間を時々、記事にしています。

今回は木曽福島から塩尻までのルートです。

この区間は鳥居峠を含みますが、ハイキングコースなので通らず、そして国道19号線も回避して奈良井ダムを経由します。

Googleマップで詳細なルート地図を作っているので、写真と合わせて参考にしてください。

中山道・木曽路、木曽福島~塩尻までのサイクリング

木曽福島駅前(3Tのロードバイク・ストラーダ)
木曽福島駅前。自転車はいつもの3Tのロードバイク(ストラーダ)です。
今回の植物サイクリングのポイント

●木曽福島駅をスタート、塩尻駅がゴール
●国道19号線をなるべく避けるルート
●走行距離は約50㎞、獲得標高約850m
●初級~中級者向け
●季節は12月上旬~中旬

今回のルート・地図

木曽福島駅を出発

木曽福島は四代関所の一つ、福島関所があったので規模の大きい宿場でした。

資料館やお店など、見どころがたくさんあるのですが今回は出発地点という事で立ち寄りスポットはなしで、先を急ぎます。

興禅寺
興禅寺。枯山水の庭が有名で、春は桜も美しいです。

木曽川を渡って(右岸側へ)、興禅寺、御料館の前の道路を木曽川の上流に向かって進みます。

原野付近からは中央アルプスを望む

原野付近から眺める木曽駒ヶ岳
原野付近から眺める木曽駒ヶ岳。

原野の手前で少しだけ19号線を走りますが、すぐに脇道に入ります。

後述する巴淵交差点まで約5km、のんびりした田舎道で快適です。

原野を過ぎたら宮ノ越。

宮ノ越には、本陣・脇本陣の建物の一部が残されています。

宮ノ越宿・本陣

宮ノ越宿の本陣
宮ノ越宿の本陣。

道なりに右に曲がって巴淵交差点に出ると19号線。

19号線を約500m行くとセブンイレブンがあります。

セブンイレブン木曽町神谷入口店

セブンイレブン木曽町神谷入口店
セブンイレブン木曽町神谷入口店。イートインスペースがあるので便利です。

ここのセブンイレブンにはイートインスペースがあって、休憩にピッタリです。

席から外の自転車を確認できるのも安心です。

国道19号線を離れて361号線へ

国道361号線
国道361号線。直進すると権兵衛トンネルですが(ちなみにこの日は全面通行止)、その手前を左折し、奈良井ダムに向かいます。

セブンイレブン木曽町神谷入口店からは国道361号線を行きます。

19号線をそのまま真っ直ぐ行くと藪原を経て鳥居トンネル通過ルートになってしまいます。

今回は鳥居トンネル迂回のために361号線をチョイスです。

セブンイレブンからは距離約5km・標高200mほどの上りです。

国道361線から見えるカラマツ林
落葉したカラマツに緑のヒノキが混じります。冬の信州らしい風景です。
姥神トンネル
姥神トンネル。長さ1826m標高1076m、とあります。ちなみにセブンイレブンの辺りは標高890mくらいです。

緩やかな上りの姥神トンネルを抜けます。

姥神トンネルは1826m、と短くはないですが19号線の鳥居トンネルに比べれば交通量が少なくて快適です。

トンネルを出てすぐ、県道493号線へと左折し、下りながら奈良井ダムに向かいます。

奈良井ダム

奈良井ダムの湖畔
奈良井ダムのダム湖沿いを走行します。

奈良井ダム沿いの道は平坦で、交通量が少なくて素晴らしいサイクリングコースです。

山に囲まれていて、閉ざされた空間のような静けさがあります。

エメラルドグリーンの湖面が輝いて、水鳥の鳴き声も聞こえます。

奈良井ダムを過ぎると、奈良井宿に向けて下り坂になります。

途中、左折して奈良井川を跨ぎます(そのまま直進すると19号線に合流します。そのルートでも大丈夫です)。

県道493号線に入って約2km下ると、右への側道があるので、その道へと右折。

奈良井川の左岸を600mほど行くと、奈良井宿に到着です。

奈良井宿

奈良井宿に保存してあるC12と3T
奈良井宿に入る手前には蒸気機関車(SL)、C12が。3Tのロードバイクと一緒に、と書くと暗号の羅列のようです(笑)。

SLのすぐ先は、お待ちかねの宿場町です。

木曽福島駅からここまで約25㎞。

ちょうど中間くらいです。

中山道の宿場町と3Tのロードバイク(ストラーダ)。こちらは奈良井宿
奈良井宿をゆっくり散策しながら進みます。

冬のこの時期は観光客もまばらで、ひっそりとしています。

どこで写真を撮っても絵になります。

中山道の宿場町と3Tのロードバイク(ストラーダ)。こちらは奈良井宿
中山道、木曽路十一宿場の中でも最長、という長さ(約1km)の奈良井宿。自転車を撮影しても絵になりますね。

植物の見どころとして、巨木もあります。

少し戻って南端の鎮神社のスギも良いし、真ん中くらいの水場のアカマツも見ごたえがあります。

樹齢400年のアカマツ

津島神宮御神木のアカマツ
遠目にも目立つアカマツの巨木。
津島神宮御神木のアカマツ
樹齢はなんと「四百年」!

北端の奈良井駅を過ぎ、700mほど進むと19号線に繋がりますが、その手前を左折して奈良井川の右岸の道をしばらく進みます。

国道19号線と迂回路を行き来しながら塩尻方面へ

木曽平沢のスギ
木曽平沢の南端付近のスギ。

木曽平沢を過ぎると平沢北交差点に出ます。

交差点横にセブンイレブン(塩尻木曽平沢店)があります。

セブンイレブンの先500mほどを19号線、右手に少しだけ迂回ルート、約700mですぐまた19号線に戻ります。

贄川関所
こちらは復元された贄川関所。贄川駅の少し手前にあります。

以降、このように細かく19号線と迂回ルートを行き来する事になります。

国道19号線の歩道から左の細い道に入ります
国道19号線の歩道から左側の細い道へ。このように細かく19号線を迂回します。

そのままずっと19号線の歩道を走る事も可能ですが、迂回した方が快適だし、中山道の雰囲気を味わえます。

木曽路を抜けて塩尻へ

アルプス展望しののめの道

牧野交差点付近からの風景
牧野交差点付近から。木曽路を抜けて視界が開けました。

牧野交差点の辺りから視界が開けます。

木曽路が終わって、松本平に出たという実感が湧きます。

牧野交差点を左折し、ここからは県道304号線を進みます(約5km)。

「アルプス展望しののめの道」という名前も付いていて、名前の通りアルプスを展望できる場所がいくつもある道路です。

北アルプスの山並みが見えます
北アルプスの山並みが見えます。塩尻からは穂高連峰、常念岳あたりまで見える場所が多いです。

ブドウやナシ、畑が広がるのも塩尻らしい風景です。

塩尻の畑の風景
様々な種類のブドウをはじめ、ナシの畑もよく見かけます。

途中、19号線と交差したり、塩尻市立平出博物館の付近はマツ林の中を通過したりしながら、平出遺跡の方向へと左折し、ゴールの塩尻駅へ向かいます。

塩尻駅

塩尻駅に到着です
塩尻駅。こちらは東口。

塩尻駅へは、JRの線路をどこで跨ぐかがポイントになると思います。

このルートだと高架(橋)で線路を超えるので、(個人的には)踏切やアンダーパスより良いと思います。

少し足を延ばして「信州西沢サボテン園」へ

塩尻駅に到着して今回のルートは終了ですが最後にもう1件、信州西沢サボテン園へ。

信州西沢サボテン園
「信州西沢サボテン園」にやって来ました。

信州西沢サボテン園は塩尻駅から約2.5km、と自転車だとすぐです。

以前「信州花フェスタ2019」の記事でも紹介したのですが、信州は有名なサボテン産地でもあります。

信州西沢サボテン園も人気スポットの一つで、オススメです。

今回の植物サイクリングのまとめ

●宿場町らしい、アカマツやスギの大木も
●所要時間は5~7時間(休憩時間含む)
●セブンイレブンがルート上に点在していて安心
●信州らしい、サボテンの名所もぜひ

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。