家庭用エスプレッソマシンにもいろいろありますが、今回紹介するのは直火式エスプレッソマシン。
イタリアでは各家庭に必ず1台はあると言われているマシンで、マキネッタと呼ばれます。
「マシン」といっても構造的にはとてもシンプルな道具です。
このマキネッタ、キャンプやサイクリング等のアウトドアで使うのに超オススメ!
今回はそんな記事となります。
どんなマシンなのか?
使い方やサイズ、種類まで紹介します。
マッキネッタ? マキネッタ?
イタリアでは「macchinetta」(マッキネッタ)と呼ばれるのが普通です(日本語では「マキネッタ」の表記が多いです)。
ビアレッティのモカエキスプレス=マキネッタの定番
マキネッタはいろんなメーカーから発売されていますが、最もメジャーなのはビアレッティのモカエキスプレスです。
マキネッタとモカエキスプレスの違い
「モカエキスプレス」はビアレッティ社の商標です。しかし、ビアレッティがあまりにも有名なので、マキネッタ=モカエキスプレスのような印象があります。
我が家にあるのは、このビアレッティの直火式エスプレッソマシン=モカエキスプレスの中でも「モカアルピナ」という山岳帽デザインのモデル。
モカエキスプレスの限定版で、機能としてはモカエキスプレスと同じです。
ちなみに、この直火式エスプレッソマシン(マキネッタ)で淹れるコーヒーはイタリアでは「モカ」と呼ばれ、エスプレッソとは区別されます。
モカエキスプレスの使い方
全自動マシンのように「ボタン一つ」というわけにはいきませんが、モカエキスプレスの使い方も難しいものではありません。
水を入れる
安全弁とは、圧力が高くなりすぎた場合に上記を抜くための弁で、通常は作動しません。
ちなみに、冬季は保温ボトルでお湯を持っていった方が効率が良いです。
コーヒー粉を詰める
フワッと乗せて、表面をならします。
コーヒーの粉は深煎りの細挽きが基本で、エスプレッソ用もたくさん販売されていますね。
加熱
写真はアウトドア用のガスバーナーを使っていますが、家庭で使う場合、ガスコンロの大きさが合わないので補助する器具として「直火用サポートリング」が発売されています。
あと、基本的にモカエキスプレスはIH非対応ですが、IH対応モデルもあります(後述します)。
ボコボコと音がしたら完成
時間は5分くらい。ボコボコという音で完成したのがわかります。
ビアレッティのサイズ・種類
このモカエキスプレス、1杯用から18杯用までサイズがたくさんあります。
構造上、3杯用なら3杯、と決まった分量しか淹れられないので、こうしたラインナップになるんですね。
他、ニーズに合わせて機能的にも違うタイプのものも発売されています。
以下、いくつかのモデルについて一言ずつ。
IH対応の「インダクション」
現在はIH対応モデルも発売されています。
ステンレス製の「ヴィーナス」
モカエキスプレスは基本的にアルミ製ですが、ステンレス製もあります。
クレマもできる「ブリッカ」
冒頭で「モカと呼び、エスプレッソと区別する」と述べました。
モカとエスプレッソの最大の違いは「クレマ」です。
モカにはクレマがないんですね。
それが、こちらのブリッカは特殊バルブを内臓する事によってクレマを実現し、エスプレッソに近いコーヒーを楽しめるようです(試してみたい!)。
カプチーノメーカー「ムッカ」
カプチーノを作れるモデルです。
ミルクフォーム用特殊バルブを内臓し、エスプレッソとミルクフォームを同時に作りだせるようになっているそうです。
牛柄デザインが可愛いんですよね。
デザインも楽しいビアレッティ製品
他、ビアレッティ製品はデザインもたくさんあって選ぶのが楽しいです。
我が家の「アルピナ」の他にも、イタリア国旗カラーや、黄色&青とかの限定色が発売されています。
他、こんなものも。。。
ビアレッティのライター
イタリア旅行の時に購入したのですが、残念ながら火のつきが悪くて(致命的ですね)、ほとんど使っていません。。。
やはりビアレッティはモカエキスプレスのようなシンプルな構造の製品が良いのかもしれません。
反面教師的にMade in Japanの品質の良さを実感させてくれた製品でもあります。
ハイキングやキャンプ、サイクリング等、アウトドアにオススメ
いろんな種類があるビアレッティ製品ですが、モカエキスプレスはアウトドアだと更に良さを実感できます。
ドリップコーヒーだと淹れている間にコーヒーが冷めてしまいます(特に冬場)。
しかし、モカエキスプレス(マキネッタ)だと熱々が楽しめます。
道具ならではの使いこなす楽しみもあるし、モカエキスプレス、オススメです。
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