長年使っていた斧が傷んでしまいました。斧頭のすぐ下、柄先が裂けてしまったのです。
使っていると不安感があるので、買い換える事に。
ファイヤーサイドで販売している、グレンスフォシュ・ブルークの斧
出かけたのは、長野県駒ケ根市にあるファイヤーサイド。
ファイヤーサイドは着火剤とか、様々な薪割り・薪ストーブ道具で普段からお世話になっています。
そんなファイヤーサイドのショールームでは、斧の試し割りをさせてもらえます。
薪割り用の斧=スプリッティング・アックスの中でも種類があって、枝木を折るのに便利な小型の斧や、斧頭は同じでも柄の長さが違ったり、実際に使ってみた方が適正がわかりやすいです。
購入したのはグレンスフォシュ・ブルークの薪割り鎚
買って帰ったのはグレンスフォシュ・ブルークの薪割り鎚。
薪割り鎚(まきわりつち)とは、楔を打ち込む事もできる斧です。
柄の長い大型のモデル(品番450)で、使用期間は半年くらいですが、太い薪でも割りやすくて満足しています。
柄先はスチール製のカバーで保護されているので傷みも防げそうです。
『斧の本』
『斧の本』という小冊子が付いていて、それぞれの斧のタイプの説明の他に枝を切る、薪を割る、割った薪の乾燥と保管、などのハウツーも掲載されています。
冒頭にはこんな文章が掲載されています。
「全体への責任」
『斧の本』より
私達が何を使って、何をどう作り、何を廃棄するかは、実に倫理に関する問題と言えます。私達には全体に対する限りない責任があり、常に成功するとは限らないながらも、この全体への責任を果たすための努力をしています。こういった責任の一部が製品の品質と耐久性なのです。
他のページも読み込むと、グレンスフォシュ・ブルークの製品への愛着が湧くのはもちろん、自分自身の仕事や日々の行動の「全体への責任」は果たせているだろうか?と思案します。
古い斧はFiberFix(ファイバーフィックス)で補修
古い方の斧の事も書いておかねばなりません。
買い換えた後、ご近所さんにその話しをしたらFiberFix(ファイバーフィックス)という補修材を教えてもらいました。
斧頭が外れそうでグラグラしそうだったのが、FiberFixで修理してみると、カチカチに固まってくれました。
※ FiberFixについては下記の記事を作成しました。
そんな訳で、我が家には現在2本の斧が。
重さが違うので(グレンスフォシュ・ブルークの方が軽い)、使い分けていこうと思います。
道具というのは、品質や耐久性、作り手のこだわり等が愛着を生んだりしますが、使い手によって修理されて高まる愛着もあります。
斧と薪ストーブ、レベルアップを要求する道具たち
薪ストーブで薪を燃やすまでにはけっこうな手間と時間がかかります。
今年割った薪はしばらく乾燥させて、使うのは来年以降です。時間をかけながら少しずつ、燃料としての蓄積と共に、経験や知識も少しずつ増えていきます。
目の前の炎は、昨年や一昨年の頑張りのおかげ。
“全体への責任”
今割っている薪を燃やす頃の自分は、またレベルアップしているでしょうか(あらゆる側面で)。
斧や薪割り道具、薪ストーブというのは「全体への責任」を考える良い時間を与えてくれているような、そんな気もします。
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