笹の葉が茂っていたら、時々見かけるミシン目のような穴。
規則的に並んでいて、模様のようにも見えて不思議な感じです。
葉が展開する前、葉が若く柔らかい時に虫が食べた跡なのですが、今回は虫の気分になって(!?)穴を開けて再現してみます。
笹の葉のミシン目、写真いろいろ
まず、ミシン目が入った写真をいくつか。
以降、穴の再現実験です。
笹の葉のミシン目をシナノザサで再現
では、穴を再現します。
クルクルと笹の葉を巻いて、錐(きり)や千枚通しで穴を開けます。
実際には、もっと小さく葉が開く前の葉だと想像してください。
(ちなみに、シナノザサの葉の裏側は細かい毛が生えていてフワフワとした手触りです。)
すると、
虫の食べ跡の完成です。
展開前の若い葉だと、開けられた穴が成長と共に塞がる場合もあるんですよね。
「さ~さ~の葉~さ~らさら~♪」の七夕はまだ先ですが、虫が少ないこの時期だからこそ、笹藪にも目がいきます。
笹の葉の上に開運堂の「さくら萬寿」を
信州の山奥の我が家はまだ雪景色ですが、麓に降りるとウメの花が咲いていたり、春の風景に出会えます。
サクラの開花ももうすぐですね。
我が家の周辺のサクラはまだまだ先なので、この時期恒例の桜のおまんじゅうを買って帰ります。
ササという不思議な植物
ササという植物は、日本の森林の林床を代表するような植物であり、里山から奥地まで広範囲に見られます。
近縁種のタケの仲間と共に、古くから食料や工芸品、日用品として利用されてきた一方で、繁茂しすぎて駆除されたりもする、という存在でもあります。
花は60年に一度咲いて一斉に枯れるという、不思議な生態を持ってもいます。
信州の山奥はもうしばらく雪景色
もうしばらく雪の上のササを観察しつつ、またそのうちササについての詳しい記事を作りたいと思います。
植物名 | シナノザサ |
漢字名 | 信濃笹 |
別名 | クマイザサ(九枚笹)など |
学名 | Sasa kurilensis |
英名 | なし |
科名・属名 | イネ科ササ属 |
原産地 | 日本周辺 |
花期 | 不定期 |
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