先日の記事『話題のマリトッツォ作りに挑戦』の続きです。
マリトッツォは、柑橘類のピールが入ったパン(ブリオッシュ)が特徴、という事で今回はブリオッシュ作りです。
イタリアの甘い朝食パン・ブリオッシュ
まず、ブリオッシュについて。
ブリオッシュとは、日本では菓子パンの一つという(フランスの)イメージですが、イタリアでは、クロワッサンやデニッシュ、ケーキやクッキー等、朝食にする甘い食べ物の総称をブリオッシュと呼ぶようです。
マリトッツォに使うブリオッシュ:砂糖とバターが多めの菓子パン
なので、イタリアのブリオッシュのレシピはたくさんありますが、マリトッツォに使うブリオッシュとしては、砂糖とバターが多めの菓子パンというイメージだと思います。
それに、レーズンや柑橘類のピールが混ざった生地、という。
ブリオッシュ(マリトッツォの生地)の作り方
今回の作り方は、『パンづくりに困ったら読む本』という本と、大野有里奈さんのYouTubeチャンネルの動画等を参考にさせていただきました。
材料を混ぜる
ボウルに強力粉、砂糖、塩、スキムミルク、ドライイーストを入れ、混ぜ合わせます。
その後、溶いた卵、水を入れて混ぜます。
粉気がなくなり、生地がまとまるまで混ぜます。
生地をこねる
生地がひとまとまりになるまで混ぜた後、作業台に取り出して生地をこねます。
バターを加える
10分くらい生地をこねて、生地に弾力が出て、台から剥がれるようになってきたら、常温に戻しておいたバターを加え、さらにこねます。
ピール(ドライフルーツ)を加える
柑橘類のピール(今回はドライフルーツ)を加えます。
さらにこねる
生地を指先を使って伸ばしてみて、薄く伸びるようになるまでこねます。
発酵
ボウルに入れ、発酵させます。
1時間くらい、30℃くらいの場所で発酵させます。
我が家には発酵器がないので、ストーブの近くに置いてみました。
分割
生地を分割します。
今回は5個分、という事で5分割します。
丸める
生地を分割した後、丸めます。
休ませる(ベンチタイム)
室温で布やサランラップをかけて、室温で20分くらい休ませます。
成形
生地を手にのせて、押さえてガス抜きをしつつ、成形します。
最終発酵
成形の後、再び発酵させます。
1回目と同様、30℃くらいの場所で1時間くらい。
溶き卵を塗る
生地の表面に溶き卵を塗ります。
ちなみに今回はプリンカップ(耐熱のもの)に入れてみました。
焼く(焼成)
200℃のオーブンで様子を見ながら、15分くらい焼きます。
ちなみに、『パンづくりに困ったら読む本』のレシピでは、220℃のオーブンで15分、大野有里奈さんのレシピでは、240℃のオーブンで7~8分、とされています。
各家庭の状況に合わせて、オーブンの温度と時間は調整してください。
完成
オーブンから取り出し、カップからはずして、冷ましたら完成です!
※マリトッツォを作る、この後の行程は前回の記事をご覧ください。
マリトッツォ用の生地だけでなく
今回はマリトッツォの生地として作りましたが、冒頭で述べた通り、イタリアのブリオッシュとは、作り方(レシピ)がたくさん存在します。
どちらかというと、パンよりもお菓子のような感覚で食べられる、イタリアのブリオッシュ。
今回はマリトッツォ用として作りましたが、チョッコラートやジレッレ等、他のイタリアのブリオッシュにもいろいろアレンジできそうなので、今後も挑戦しようと思います。
まとめ(パン作りの感想)
あと、感想として、パン作りについてはブログ記事よりも動画の方が向いていますね。
大野有里奈さんのYouTubeチャンネルなどを参考にするのをオススメします(クロワッサンや天然酵母のカンパーニュなど、作りたいレシピがいっぱいです!)。
※ちなみに大野有里奈さんはDONQ(ドンク)で修業された、との事で神戸出身の僕としては親近感が湧いてきます。
・強力粉 200g
・砂糖 50g
・塩 一つまみ
・スキムミルク(脱脂粉乳) 小さじ2
・バター 20g
・ドライイースト 小さじ1
・卵 1個
・水 100g
・柑橘類のピールもしくはドライフルーツ
※マリトッツォは上記に加えて生クリーム400cc