ヤドリギの実を食べて種を植えてみました

採取したヤドリギの実
採取したヤドリギの実。

信州の山間部で暮らす、我が家の周りはヤドリギが多いです。

なので、このブログでもちょくちょくヤドリギに関する記事を作っているのですが、先日は実を食べて種を植えてみたので、今回はそんな事を記事にします。

ヤドリギの実を食べてみました

透明感のある、ヤドリギの黄色い実
透明感のある、ヤドリギの黄色い実。

冬の間、ヤドリギは黄色い実をつけ、とても目立ちます(欧米のヤドリギは白い実)。

美味しそうに見えますが、食べるとどんな味がするのか?

採取して食べてみました。

黄色い皮に包まれた半透明の実(果肉)

ヤドリギの実(黄色い皮に包まれた透明の果肉)
ヤドリギの実は黄色い皮に包まれ、果肉は半透明です。

まず、ヤドリギの実は皮が黄色く、中の果肉は半透明です。

白っぽくて、真珠のようでもあります。

ブドウの実を小さくして、皮を黄色にしたような、そんな感じです。

味は?(ライチのよう)

味は、甘いです。

そして、ちょっとライチの味に似ています。

他、梨にも似ているかな(食感は違いますが)、あとは南国のフルーツのようでもある、そんな味です。

そして粘る(ネバネバ)

ヤドリギの実の果肉はネバネバです
ヤドリギの実の果肉はネバネバです。

ヤドリギの果肉は、粘り気があります。

食べた後、種を出そうとすると糸を引きます。

何故、粘るのか?(ヤドリギの増え方)

ヤドリギの実の皮と果肉
ヤドリギの実の皮と果肉。

何故、ヤドリギの実(果肉)は粘る(ネバネバ)のでしょうか。

それは、ヤドリギの増え方に関係しています。

鳥が実を食べて、糞となって出た種子が枝につく

ヤドリギは、種子を鳥に運んでもらって、子孫を増やします。

鳥がヤドリギの実を食べて、消化されずに糞となって出た種子が、枝にくっついて発芽します。

ネバネバは、木にくっつく為の戦略なんですね。

冬鳥として日本にやってくるレンジャク

キレンジャク。尾の先が黄色をしています
キレンジャク。「尾の先が黄色の連雀」という名前です。

ヤドリギの実を食べる鳥としては、日本ではレンジャク(ヒレンジャクとキレンジャク)が有名です。

レンジャクは冬鳥として、シベリアの厳しい寒さを逃れて日本にやってきます。

そして好物であるヤドリギの実を食べ、ヤドリギの種子を運ぶのを手伝います。

※レンジャクについては、「サントリー・日本の鳥百科」(キレンジャク/ヒレンジャク)のページで鳴き声も聞けます。

ヤドリギとレンジャクの不思議な関係

シラカバに宿ったヤドリギ
シラカバに宿ったヤドリギ。

高い木の上に寄生しているヤドリギを見ると「どうやってあんな高い所にたどり着いたのかな?」と思いますが、こうしたレンジャクとの共生関係があってこそ、なんですね。

ちなみにヨーロッパのオウシュウヤドリギ(西洋ヤドリギ)は、ヤドリギツグミという鳥が同様の関係を持っているそうです。

ヤドリギの種、植えてみました

シラカバに付着させた(植えた)ヤドリギの実と種
シラカバに付着させた(植えた)ヤドリギの実と種。

今回、食べたヤドリギの実の種を、我が家の敷地内のシラカバの木に植えてみました。

植えたというよりは付着させた、という感じです。

こうしてヒトが実が食べて種子を運ぶなんて、ヤドリギは想定していなかったかな? 否、案外我々も利用されているのかも知れません。

ヤドリギ育成記、また報告します

サクラの木に宿ったヤドリギ
こちらは樹齢3年くらいのヤドリギ。

以前から、我が家ではヤドリギの育成にチャレンジしています。

育てるのに成功したら、また記事にしようと思います。

実がなるには5年くらいかかるようなのですが、たくさん実がなるのを想像すると楽しくなります。

「差し上げます」企画で宅急便でお送りしたり、それもまたヤドリギの旅の一つの形、なのかも知れません。

植物名ヤドリギ
漢字名宿生木
別名ホヤ、ホヨ、トビヅタ
学名Viscum album var. coloratum
英名Japanese mistletoe
科名・属名ビャクダン科ヤドリギ属
原産地日本、朝鮮半島、中国など
花期2~3月

※ヤドリギについて詳しくは『ヤドリギの花と実の季節』をご覧ください。

ヤドリギの花(こちらは雄花)
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4件のコメント

先日家の周りを散歩していたら木に鳥の巣のような物が付いていました。鳥の巣と思っていましたがあれがヤドリギですか。しかし鳥が木に種を植え付けるとは不思議な現象ですね。それと特に白樺の木に多く見られますが白樺の木は種を付けやすいのですかね。

三平様
コメントありがとうございます(^。^)
ヤドリギ、本当に不思議ですよね!
信州の高原では、おっしゃるようにシラカバの木に多いです。

理由としては、ヤドリギは落葉広葉樹に宿る、という事と、
標高1200mなどの高地では、開けた土地ではシラカバが先駆的に生育する、
という条件的な理由があります。

つまり、シラカバでもハンノキでも良いのですが、
結果的にシラカバにヤドリギが多くなっている、という事になります(^。^)

初めまして。

私も通勤ルートにヤドリギがついている木を多く見かけるのですが、あの高さでは全く手が出ないので、ヤドリギを自分で寄生させる事が出来たら、気軽にヤドリギを楽しめて良いなぁと思います。ヤドリギ育成記録応援しています^ ^

ズッキー様
コメントありがとうございます(^。^)
通勤ルートにヤドリギがあるとは、楽しいですね!
そしておっしゃる通り、ヤドリギは高所にある事が多く、
間近で見る機会は少ないんですよね。
ヤドリギ育成、気長にやっていこうと思います^ ^
応援ありがとうございます!

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。