縁起が良い植物・ヤドリギを飾ろう【クリスマス・お正月にもOK】

ご近所さんにヤドリギ、いただきました
ご近所さんにヤドリギ、いただきました。

欧米(西洋)では、クリスマスにヤドリギを飾るのはかなり一般的で、歌や映画にも頻繁に登場します。

そんな祝祭的な意味を持つヤドリギですが、日本ではそれほど一般的ではありません。

しかし、信州で暮らしていると、とても縁起が良い植物に感じられます。

今回はそんな事を。

ヤドリギとは

ヤドリギの実
ヤドリギの実。日本のヤドリギは黄色の他、赤色もあります。

ヤドリギとは、漢字で「宿り木」、他の樹木に「宿る木」です。

樹木の上の方にモコモコと、鳥の巣のようにも見えます。

木に寄生しながら養分をもらい、生きています。

正確には、ヤドリギ自ら光合成をするので「半寄生」ですが、そうした専門的な事を知らなくとも、不思議な魅力を持った植物なのです。

※ヤドリギという植物について詳しくは下記記事にて

ヤドリギの花(こちらは雄花)

ヤドリギは縁起が良い植物

ヤドリギのリースを作成中
ヤドリギのリースを作成中です。

そんなヤドリギ、縁起が良い植物でもあります。

古代ケルトまで遡るのですが、ケルト族にとってヤドリギは神聖な植物で、枝を一本吊るしておくと悪魔の祟りを防ぐ、とされていたそうです。

西洋では、そんなケルトのヤドリギ信仰とキリスト教が結びつき、現在ではクリスマスに飾られる植物になっています。

まぁ、何故クリスマスにヤドリギが飾られるようになったかについては諸説があるようで、そうした事情については下記記事にて紹介しています。

クリスマスにはヤドリギを吊るす風習があります

いずれにせよ、西洋でのヤドリギは、日本と比較すると縁起物としての存在感が大きいです。

常緑という意味では、東洋でも縁起が良い?

ヤドリギのリース
実があるとリースも色鮮やかなになりますね。

日本では、ヤドリギは『源氏物語』や『万葉集』に登場するものの、西洋ほどには神聖視されてきた訳ではありません。

ただ、東洋でも、冬にも葉を残す、常緑の樹々への尊敬の念は昔からあったので(マツなど)、そういう意味ではヤドリギも縁起が良い植物の条件は満たしていそうです。

ヤドリギの花言葉は「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」

ヤドリギの花(こちらは雄花)
こちらは以前に撮影した、ヤドリギの花。

そして何より、ヤドリギの花言葉。

「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」という花言葉は、ヤドリギの縁起の良さの証明(?)のようです。

クリスマスにもお正月にも飾りたい、ヤドリギ

クリスマスにはヤドリギを吊るす風習があります
「ヤドリギの下でキス」という風習もあります。

こうして見てくると、ヤドリギは和にも洋にも合わせやすく、年末年始にピッタリな花材なのかなぁと思います。

縁起物としての背景はもちろん、真冬でも鮮やかな黄緑色の枝や、実が付いている姿を愛でられるのは良いです。

白い実のヤドリギ
こちらは白い実のヤドリギ。

ちなみに、欧米のヤドリギは白い実を付ける種「セイヨウヤドリギ(オウシュウヤドリギ):Viscum album」が一般的ですが、日本のヤドリギは黄色い実を付ける種(Viscum album subsp. coloratum)が最も多く、他にアカミヤドリギ(赤い実のヤドリギ)なんてのも、います。

どの色の実も、半透明で宝石のようなのもまた、縁起が良い感じがしますよね?

「ヤドリギ差し上げます」、また実施します

箱に詰めたヤドリギの枝
「ヤドリギ差し上げます」で“旅立った”ヤドリギたち。

これまで3回、実施している「ヤドリギ差し上げます」、また実施できると思います。

2023年は、何を願いますか?

仕事やお金、健康、人間関係などなど。

それぞれの願いに、信州から旅するヤドリギが寄り添えますよう。

今年もよろしくお願い致します。

植物名ヤドリギ
漢字名宿生木
別名ホヤ、ホヨ、トビヅタ
学名Viscum album var. coloratum
英名Japanese mistletoe
科名・属名ビャクダン科ヤドリギ属
原産地日本、朝鮮半島、中国など
花期2~3月
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15件のコメント

ヤドリギがそんなに昔から日本にあるとは
知りませんでした
でも、とても神聖な気持ちになるのは
わかります。
ヤドリギ我が家にお迎えしたいです。
よろしくお願い致します!

Mark様
コメントありがとうございます(^。^)
ヤドリギ、問い合わせが多いので、高倍率になると思います。
気長にお待ちいただけると幸いです。

はじめまして
どんな形でも嬉しいです
お届けいただけたら幸いです
もちろん送料は着払いでお願いいたします

どうか私のもとへヤドリギが届きますように♡願いが叶いますように✨

初めまして。
花言葉の「困難に打ち克つ」、いよいよ受験シーズンに突入した、浪人生の娘へのエールも込めて、ヤドリギをお迎えしたくご連絡いたしました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

ぴょん二郎様
コメントありがとうございます(^。^)
受験シーズン!なるほどヤドリギ・パワーも欲しいところですね!
高倍率になると思いますので、気長にお待ちいただけると幸いです。

初めまして。
このサイトでヤドリギを見てから、すっかり魅了されました。ご縁があって本物をこの目で見ることができたら嬉しいです❤

初めまして。
「ヤドリギ差し上げます」に応募します。
もし運良く送っていただけた場合、元になる木を生けておけば良いのでしょうか。氷水に生け、寒いところに置いていたら長持ちしますか。

縁 様
コメントありがとうございます!
募集記事をまた作りますので、その際にまた改めて応募してくださいね(^。^)

ご質問については、
親木付きのヤドリギの場合、
親木が生きている間はヤドリギも生きられますが、長持ちはしないですね。
長くて1か月くらいだと思います。
ご参考になれば幸いです(^。^)

ヤドリギのこと、知れば知るほど興味深くなります。
子供の頃は鳥の巣だとばかり思っていました

今回は応募してみようと思います。

これからも、ブログ・Instagramでのご投稿を楽しみにしています。

初めまして、皆様から随分遅れてのコメントになりましたが、もし、お譲り頂けましたらよろしくお願いします。もう締切りでしたでしょうか?

hortensia_bleu様
コメント、嬉しいお言葉、ありがとうございます!
ホント、ヤドリギって鳥の巣のようですよね(^。^)
近日中に告知しますので、ぜひ応募してください!

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。