キノコの季節も終盤です。
今シーズンも、何度かキノコ採りをしましたが、まだまだ知らないキノコが多いです。
そんな中、先日「きのこ中毒防止展示会」が開催されていて、とても勉強になったので、簡単に記事にしておきます。
大量のキノコが一同に!「きのこ中毒防止展示会」に行ってきました
今回、見学させてもらった「きのこ中毒防止展示会」は松本市の郊外、山形村にあるアイシティ21で開催されていました。
商業施設の催事がキノコの展示とは、信州らしいですね。
そしてこの大量のキノコたち!
100種類以上はあったと思います。
これだけの量のキノコを(名前の表示と共に)観察できるなんて、貴重な体験です!
食用キノコ(食べられるキノコ)
では、いくつかピックアップして紹介していきます。
まず、食用キノコ(食べられる)から。
ハナイグチ
ハナイグチは、初心者向けの代表格、みたいなキノコですね。
そしてカラマツ林を代表するキノコでもあります。
※ハナイグチについては以前に記事にしています↓
ショウゲンジ(コムソウ)
ショウゲンジもまた、有名なキノコの一つです。
信州では、産直市場でコムソウという名前で売っていることが多いですね。
「正源寺(または性賢寺)の僧が初めて食し、食用になることが知られるようになった」というのが名前の由来だそうです。
ホンシメジ
ホンシメジは「香りマツタケ、味シメジ」と言われる、天然のキノコです。
スーパーで売られているブナシメジは分類学的に「属」が異なる、全く別のキノコで「味シメジ」はこちら、ホンシメジのことです。
こちらも、産直市場で売られているのを見かけますが、高いんですよね。
オオクロニガイグチ
オオクロニガイグチは「食用」のコーナーに展示してありましたが、あまり美味しくないのでしょう、売られているのは見たことがないですね。
名前に「イグチ」とある通り、傘の裏はヒダではなく管孔(スポンジ状、ハナイグチと同じ)です。
アカヤマドリ
アカヤマドリは、漢字では「赤山鳥」と書き、山鳥の羽に似ている、という名づけのようです。
こちらは味が濃くて美味しいそうですが、我が家はまだ食べたことがないです。
毒キノコ
毒キノコも、いろいろ展示されていたのですが、ポスターの「食用」と「毒」の対比(似ている)が、最も要注意ですかね。
食 | 毒 |
ウラベニホテイシメジ | クサウラベニタケ |
チャナメツムタケ | カキシメジ |
ムキタケ | ツキヨタケ |
ドクベニタケ
個人的に、覚えておきたいと思ったのはドクベニタケです。
ドクベニタケはカラマツ林でハナイグチを採取する際も、とてもよく見かけるからです。
実際には、広葉樹・針葉樹を問わず、いろんな森に生えているキノコです。
下記は、カラマツ林で撮ったドクベニタケの写真です。
ピンクっぽい赤い傘に、白い柄は美しいのですが、食べると美味しくない上に、下痢や腹痛の可能性もあるようです。。。
キノコ中毒防止のポイント
キノコの見分けはなかなか難しいのですが、まとめると、
ということのようです。
まとめ
やはり、キノコの見分けは難しいですが、その分、楽しいですね。
「きのこ中毒防止展示会」、我が家は山形村のアイシティ21で見学させてもらいましたが、今年(2023年)は、下記のような開催地があったようです。
エリア | 期間 | 場所 |
佐久 | 10月5日・6日 | 立科町役場ロビー |
上田 | 9月27日・28日 | イオンスタイル上田ショッピングセンター |
上田 | 9月30日 | あさつゆ丸子農産物直売加工センター |
上田 | 10月1日・2日 | 道の駅 雷電くるみの里 |
松本 | 9月30日 | アイシティ21店 1階 モール中央イベント会場 |
他 |
今年はシーズンが終わりましたが、来年以降も開催されるはずなので、参考にしてください。
以上、キノコのお勉強記事でした!
・知らないキノコは食べない
・キノコの特徴を完全に覚える
・誤った言い伝えや、迷信を信じない
「茎が縦に裂けるキノコは食べられる・・・」等