モミの木の新芽は食べられる?【お茶の方がオススメ】

モミの木の新芽を食べてみました
モミの木の新芽を食べてみました。

「ムーミンたちは、もみの葉をたっぷり食べて冬眠にはいる」

『ムーミン童話の百科事典』を読んでいたら、こう書いてありました。

え⁉ モミの木の葉、食べられるんだ!

と夫婦で驚いて食べてみたところ、あまり好みの味ではなかったのですが、お茶にしたら美味しく飲めたので、今回はそんな事を紹介します。

※7月上旬の体験記事です。

モミの木の新芽の季節は初夏

モミの木の新芽
モミの木の新芽。

モミの木は初夏になると、枝先に黄緑色の新芽が出ます。

色が鮮やかだし、香りが良いので、我が家は室内に飾ったりしています。

※以前、「差し上げます」と、読者の皆さんにプレゼントした事もありました。

そんなモミの木、冒頭で述べた通り、ムーミンたちは食べるらしいのです。

フィンランドでは、モミの木の新芽を食べるのは一般的らしい

Googleで検索してみると、フィンランドではモミの木の新芽を摘んでそのまま食べたり、ピクルスにしたり、お茶にして飲んだり、いろいろと活用している事がわかりました。

モミの木の葉、食べてみました

収穫したモミの木の新芽
収穫したモミの木の新芽。

で、食べてみると、食感は新芽ならではの柔らかさがあります。

モミの木は針葉樹なので、葉はトゲトゲで、普通は食べようとは思わない固さがありますが、新芽は柔らかく、確かに食べられます。

味は?

味はどうかと言うと、慣れない味、と言うのか不味くはないけれども、味はあまり感じられません。。。

モミの木の香りは良いが。。。

モミの木は、香りは良いのです。

以前の記事(『モミの木の葉と香り』)でも書いたように、針葉樹らしい、スッキリとした清涼感あって、ジントニックのような、そんな香りです。

モミの木の新芽

それが、食べてみると、そんなジントニックのような味はしません。

味は、あまりないのです。

モミの木のお茶を作ってみました

収穫したモミの木の新芽
モミの木の新芽を、お茶にしてみます。

それでは、とお茶にしてみました。

味は?

モミの木の新芽のお茶
モミの木の新芽のお茶、完成です。

飲んでみると、柑橘系のような爽やかさと、苦さもあります。

ストレートだとちょっと飲みにくいかな?と感じたので蜂蜜を入れてみました。

すると、美味しいです!

蜂蜜の甘さが、モミの木の苦さを程よくまろやかにしてくれています。

モミの木の新芽は初夏の味?

モミの木のお茶をカップに注いで(後ろはムーミンのマグカップ)
モミの木のお茶をカップに注いで。

こうして楽しめるのは新芽の季節限定でしょうから、我が家では今後、毎年初夏になると、モミの木のお茶を作ってみたいです。

来年は、ピクルスとか他にもいろいろと挑戦してみようと思います。

『ムーミン童話の百科事典』とムーミンの世界

『ムーミン童話の百科事典』
『ムーミン童話の百科事典』。

今回は『ムーミン童話の百科事典』がきっかけで、モミの木を味わってみました。

この本、ムーミン好きにはオススメです。

序文にこんな事が書かれています。

ムーミン童話はまるで発掘品の絶えない遺跡のようだという人もいます。作品を読めば読むほど関心が深まり、調べたいことがつぎつぎにでてきて、(中略)それをまとめたのがこの『ムーミン童話の百科事典』です。

『ムーミン童話の百科事典』序文より

まさにそんな内容の本です。

我が家の場合は、ムーミンの世界と北欧・フィンランドと信州は似ているなぁ、と改めて思ったり。

こちらはムーミンのマグカップ
こちらはムーミンのマグカップ。

『ムーミン童話の百科事典』は現在、中古でしか手に入りませんが、運よく見つけたら、ぜひ入手して読んでみてください。

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講談社
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植物名モミ
漢字名
別名モムノキ、オモノキ、サナギなど
学名Abies firma
英名Japanese fir
科名・属名マツ科モミ属
原産地日本
花期5~6月
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2件のコメント

もみの木の爽やかな香りが漂うような記事で爽やかな気分になりました、ありがとうございます。クリスマスの前にリース用に買ってきてバケツに生けておくのですが、鮮烈な香りに癒されます。おうちの周りにもみの木があるなんて、うらやましいです。写真もいつもながらの素晴らしさでたのしませていただきました。

真理子さん
コメントありがとうございます!
モミの木の香り、良いですよね(^。^)
我が家の周りはモミの木がたくさん生えているので
確かにクリスマスツリーには困りませんね(^。^)

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。