白馬村観光局が発行している「白馬村サイクルマップ」。
8つのルートが紹介されていますが、今回はその中から「絶景スポット巡り」を選んで、秋の白馬・大町をサイクリングしてきました。
白馬村サイクルマップの「絶景スポット巡り」コースを走ってきました
白馬駅からサイクリングスタート
白馬駅をスタートして、まずは白沢峠へ向かいます。
※本来は一本桜で有名な野平地区に行くのですが、今回はパスしてそのまま白沢峠へ向かいます。
白沢峠へは、白馬駅からだと距離にして約10km、標高で約370mのヒルクライムです。
上りきると、白沢洞門というトンネルがあり、その手前が展望スペースになっています。
白沢峠
少し雲がかかっていますが、北アルプス(後立山連峰)が広範囲に見渡せます。
上ってきた道を戻りながら、ダウンヒルです。
2.5kmほど下ったところの分岐を左折し、県道33号線へと進みます。
途中で白馬村と大町市の境を通過します。
県道33、31号線経由で美麻へ
茅葺屋根の旧中村家住宅が見えてきたら(青貝交差点)右折して、県道31号線へ入ります。
ここからは今回2度目のヒルクライムです。
距離4.5kmで標高270m、峠を越えて坂を下ると、新行高原(美麻新行)。
新行高原(美麻新行)
新行高原の辺りは、大町のお手軽サイクリングのコースとしてもオススメです。
蕎麦畑の周りにはチガヤの綿毛がフワフワと。
イネ科チガヤ属の多年草で、日当たりの良い乾いた草地によく見られます。
水車小屋から県道393号線を下って、木崎湖へ。
木崎湖から林道小熊黒沢線へ
「木崎湖キャンプ場」の裏の林道小熊黒沢線に入り、ここから本日3回目のヒルクライムです。
距離約11kmで標高約530mの上りです。
この林道小熊黒沢線、途中から木崎湖とは反対側の斜面の上り坂になって、北アルプスの鹿島槍ヶ岳、爺ケ岳を間近に見られる場所があります。
落ち葉はミズナラやヤマグリに、ホオノキの大きな葉も混じります。
見上げるとカエデ類の色づいた葉が。
標高1280mまで上ると、大きく開けたスペースに到着します。
パラグライダーの離陸場
パラグライダーの離陸場だそうで「木崎湖タンデム空遊覧飛行」という、初めてでもパラグライダー体験ができるプログラムがあるようです。
山上から見下ろす木崎湖と安曇平、松本平までの風景が素晴らしいです。
麓の木崎湖周辺から、パラグライダーが飛んでいるのを見た事がありましたが、こんなに絶景の場所からの離陸だったとは。
いつか体験してみたいです。
林道をそのまま進むと「HAKUBA VALLEY鹿島槍スキー場」付近に出ます。
中綱湖方面へとダウンヒルです。
中綱湖・青木湖の東岸を北上
麓に下りたら、中綱湖、青木湖の東岸を北上します。
安曇野アートライン
青木湖を過ぎてトンネルを抜けると、直線が気持ち良い安曇野アートライン。
白馬駅へ戻ってサイクリング終了
この時期、陽が沈むのが早くて、既に夕方のような雰囲気です。
白馬駅に着いたら本日のサイクリング終了です。
白馬・大町の絶景サイクリングを終えて
「白馬村サイクルマップ」で紹介されているコースとしては、最も長距離のコースですが、個人的にはとてもオススメしたいです。
約70kmの道中は変化に富んでいます。
北アルプスを様々な角度で眺められたり、絶景スポットがいくつも含まれていて、ヒルクライムも景色が良い場所がところどころにあるので飽きさせません。
麓にはいくつもお店があるので、トイレや食事の心配もなさそうです。
植物散策としても、里山や林道、湖畔など様々な植生を見られるのは良いですね。
もし近くに住んでいたら、毎週のように走りたいです。
●変化に富んでいて飽きない70km
●トイレや食事スポットも豊富
●多様な植生の植物散策
●パラグライダーも体験してみたい
※詳細なルートについては「白馬サイクルマップ」内、「No.1絶景スポット巡り」でご確認ください。
●11月上旬の白馬・大町
●走行距離は約70km、獲得標高約1800m
●所要時間は5~6時間
●中級~上級者向け