チュン太郎のウコギご飯(『鬼滅の刃』のおにぎり)

ウコギご飯のおにぎり
ウコギご飯のおにぎり。

ウコギとは、ウコギ科の植物の一つです。

早春、新芽が山菜として食されますが『鬼滅の刃』では、チュン太郎の好物としてウコギご飯が登場するんですよね。

何かと話題の『鬼滅の刃』関連です。

我が家は先日、伊那の産直市場でウコギを購入して、ウコギ飯(おにぎり)を作ったので、記事にしておこうと思います。

ウコギご飯が大好物のチュン太郎

『鬼滅の刃』チュン太郎の本名は「うこぎ」

善逸(ぜんいつ)の鎹雀(かすがいすずめ)、チュン太郎
善逸が「チュン太郎」と呼ぶスズメの本名は「うこぎ」なんだそう。

この記事では、『鬼滅の刃』とチュン太郎の詳細には触れませんが「チュン太郎の好物がウコギご飯」と紹介されているシーン(第15話)を引用しておきます。

僕の本当の名前は
『うこぎ』です
うこぎご飯が
大好物だからなんだけど
善逸は気づいてくれないから
豆ばかりだよ

『鬼滅の刃』第十五話より

『鬼滅の刃』公式サイト(第十五話)で、動画を視聴できます。

また、U-NEXTでは「遊郭編」等も31日間無料で視聴できます(2022年4月現在)。

ウコギとはウコギ科の山菜の一つ

ウコギは「おこぎ」とも呼ばれます
ウコギは「おこぎ」とも呼ばれます。

このウコギご飯に使われているウコギは、具体的にはヤマウコギやヒメウコギの新芽の事です。

春の山菜として、信州では道の駅等で販売されています。

信州の南部では「おこぎ」という別名(地方名)もあり、春の訪れを感じる山菜でもあります。

ウコギご飯の他、おひたしや天ぷらにもされます。

ただ、他のウコギ科の山菜(タラの芽やコシアブラ)に比べると流通量は少ないと感じます。

今回、我が家は伊那の「産直市場 グリーンファーム」で購入しましたが、ウコギが販売されているのは早春(3月頃)だけで、他の季節は見ないです。

ウコギご飯の作り方

購入してきたウコギ
購入してきたウコギ。

ウコギご飯の作り方は地方や家庭によって微妙に違いますが、茹でたウコギを炊きあがったご飯に混ぜる、というのが基本です。

今回は、シンプルなレシピで作ります。

材料

・ウコギ
・米
・ゴマ
・ゴマ油
・塩

ウコギを茹でる

ウコギの新芽
食用にされるのはウコギの新芽です。

ウコギを塩茹でし、水気を切った後、軽く刻みます。

ご飯にウコギと材料を混ぜこむ

ウコギとご飯を混ぜます
ウコギとご飯を混ぜます。

ご飯を炊いて、茹でたウコギとゴマ、ゴマ油、塩を加えて混ぜます。

おにぎりを握る

ウコギご飯でおにぎりを握ります
おにぎりを握ります。

今回は鬼滅のシーンのように、おにぎりにします。

「うこぎご飯のおにぎりだ!」とチュン太郎が来るかな?

(我が家は信州の山間部なので、スズメはいません)

味は?(春を感じる味)

うこぎご飯のおにぎり
うこぎご飯のおにぎり、完成!

ウコギご飯の味は、ほんの少しほろ苦さを感じます。

他のウコギ科の山菜に比べると味や香りは弱いですが、春の早い時季に食べられるので、これを食べて春を実感する、そんな山菜なんですね。

まとめ(山菜の季節はこれから)

収穫したコシアブラ
こちらはコシアブラ。

ウコギの新芽は、春の到来を感じさせる山菜です。

その後、タラの芽やコシアブラへと、山菜の季節は進みます。

チュン太郎がウコギご飯を好きなのも、そんな事を知っているのかもしれません。

我が家はコシアブラがお気に入りなのですが(ウコギ科らしい味が最も強いです)、そんな山菜シーズンがもうすぐ、始まります。

植物名ヤマウコギ
漢字名山五加
別名オニウコギ、ウコギ、オコギ
学名Acanthopanax spinosus
英名なし
科名・属名ウコギ科ウコギ属
原産地日本(ヒメウコギは中国)
花期5~6月

※『鬼滅の刃』は「遊郭編」等もU-NEXTにて31日間無料で視聴できます(2022年4月現在)。

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4件のコメント

鬼滅の刃も、最近初めて見ました…。
ウコギもちょっぴり苦味があり春の味の様、来年は挑戦します!

度々、ウコギで質問があります。もし、ご存知でしたらで構いません。ウコギオニギリのウコギは、漢方や生薬で使われるウコギ(根や茎)と同じ木なのでしょうか~?
ふと思いご連絡しました。失礼しました。

大村様
コメントありがとうございます!
生薬の五加皮(ごかひ)の事でしょうかね。
ウコギの根の皮を乾燥させて作るようです。
今、僕もGoogle検索して知りました(^。^)

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。