ホザキヤドリギの実を採取!【間近で観察できました】

ホザキヤドリギ(穂咲宿木)の実
ホザキヤドリギの実。

先日、ご近所さんの伐倒現場で、シラカバの木に宿っていたホザキヤドリギ(穂咲宿木)を譲っていただきました。

ホザキヤドリギを手にとって間近で観察したのは初めてでした。

そんな訳で、今回はホザキヤドリギについて。

ホザキヤドリギとは?

採取したホザキヤドリギ
今回、採取したホザキヤドリギ。

ホザキヤドリギとは、ヤドリギの仲間の一つです。

以前、松本城の敷地内で観察できる、という記事でも紹介しました(下記)。

松本城の天守の左に、ヤドリギが宿った木

ホザキヤドリギは落葉広葉樹に寄生する木で、黄色い実を穂状につけます。

ヤドリギとホザキヤドリギの違い

同じようなヤドリギが5個あります
こちらは以前に採取した(常緑の)ヤドリギ。

ヤドリギとホザキヤドリギは何が違うのか?

ヤドリギが常緑であるのに対して、ホザキヤドリギは落葉します。

そして「ホザキ(穂咲)」と名前にある通り、穂状に花が咲くのも特徴です。

シラカバの木に宿っていたホザキヤドリギ
シラカバの木に宿っていたホザキヤドリギです。

あと、(一般的な意味での)ヤドリギは、枝の色が緑色です。

しかし、ホザキヤドリギの枝は茶色で、樹皮がサクラの木に似ています。

ホザキヤドリギの飾り方

ホザキヤドリギの飾り方
ホザキヤドリギを花瓶に。

そんなホザキヤドリギ、室内に飾ってみました。

ヤドリギはインテリアにも合う、というような記事も以前に作ったのですが(下記)、

インテリアとしてのヤドリギ

ホザキヤドリギは、ぶら下がる黄色い実が、ちょっとシャンデリアのようでなかなか良いです。

落葉した後、黄色い実を活かして飾りたい

今回のホザキヤドリギは、まだ葉が付いていて、実が熟していない状態でした。

できれば、ホザキヤドリギを飾るのは、完全に落葉して実が黄色く熟してからの方が、花材としても良さそうです。

採取の時季やタイミングが難しいヤドリギ

またヤドリギを採取できるチャンス、あるかな?
伐倒作業の副産物としてのヤドリギです。

今回、運よくホザキヤドリギを手にとって、間近で観察できました。

ヤドリギの仲間は高所にあって、観察するのは普段は難しいのですが、そんな事を改めて感じます。

我が家の敷地内で挑戦している、ヤドリギの育成が成功したらいつでも間近で見られるようになるのですが。

いつか、そんな“ヤドリギの旅”を紹介できればと思います。

採取したヤドリギの実
植物名 ホザキヤドリギ
漢字名 穂咲宿木(宿生木)
別名ホザキノヤドリギ
学名Hyphear tanakae
英名なし※ヤドリギはMistletoe
科名・属名オオバヤドリギ科オオバヤドリギ属
原産・分布本州(中部地方以北)、朝鮮半島、中国北部
花期7月頃
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2件のコメント

初めてまして。
ヤドリギを探していましたら
こちらにたどり着きました。
ステキなヤドリギですね、
ホザキノヤドリギは
初めてしりました。
私の家にも家を建てた時に
ヤドリギを頂き、飾っています。
落葉していないので、ヤドリギでしょうか。
今年の10月で10年になり、
記念にまたヤドリギをさらに飾りたいと
さがしていました。
もし、ヤドリギを譲って頂けるようでしたら
おねがいしたいです。
ご検討お願いいたします。

Mark様
コメントありがとうございます(^。^)
ホザキヤドリギは、中部以北に多い樹種なので、
一般的なヤドリギよりは、知名度が低いかもしれません。

ヤドリギの配布については、間伐等の副産物なので、
またそういう機会があれば、実施する予定です。

実施する際は、このsambuca(サンブーカ)ブログで
告知しますので、ちょくちょく覗いていただければと思います。
よろしくお願いいたします。

※私のInstagramアカウントをフォローしていただくと、
告知や連絡がスムーズだと思います(下記)。
https://www.instagram.com/shojiyoshi/

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。