安曇野のんびりサイクリング【秋の植物散策コース】

3Tのロードバイク(ストラーダ)と安曇野の風景
3Tのロードバイク(ストラーダ)と安曇野の風景。

4月下旬にサイクリングした、安曇野のコースを再び走ってきました。

同じルートでも、春と秋では目に付く植物も違っていて新たな発見があります。

道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」の隣の菜の花畑と3T

秋の安曇野を自転車で散策(約35kmのコース)

カキの実
柿の実。
今回の植物サイクリングのポイント

●11月下旬の安曇野
●走行距離は約35km、獲得標高約330m
●初心者でも大丈夫
●所要時間は5~6時間(休憩時間含む)

道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」を出発

道の駅アルプス安曇野ほりがねの里
道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」。ここの名物(!?)ドラえもんに見送られて出発です。

前回と同様、起点となるのは道の駅「アルプス安曇野ほりがねの里」。

ここに車を駐車して、サイクリング後にまた戻ってきます。

ほりがねの里をスタートして北上し、下堀西交差点を左折すると豊科大天井岳線(県道495号)の緩やかな上り坂です。

豊科大天井岳線(県道495号)から見る常念岳
豊科大天井岳線からは常念岳が正面に。

この日の常念岳はまだ冠雪も少ないです。

ヤマボウシの紅葉
街路樹のヤマボウシが紅葉しています。

途中、桜並木と交差します。

桜並木の桜紅葉
豊科大天井岳線の途中で交差する桜並木。

常念道祖神

常念道祖神
常念道祖神。常念岳を眺めるにも良いスポットです。

このコースの一つ目の目的地、常念道祖神に到着です。

桜の花の時期は大人気撮影スポットですが、今はひっそり。

しかし稲刈り後の風景もなかなか良いものです。

常念岳と2本の桜の木、常念道祖神
田植えのシーズンは、2本の桜と道祖神、常念岳が絵になるスポットです。

至る所で柿が実っています。

カキノキの向こうに北アルプス
カキノキの向こうに北アルプス。日本の秋の風景です。
柿の葉
柿の葉。落葉樹にしては分厚い葉で、光沢があります。

カキノキはたくさん品種がありますが、渋柿と甘柿に大別され、渋柿の方が耐寒性が強いとされます。

穂高有明エリア

穂高有明エリアの林
穂高有明エリアの林。カラマツやアカマツ、ヒノキもよく見かけます。

常念道祖神から、緩やかな上り基調の山麓線(県道25号線)を経て、約9kmでカフェ充実エリア、穂高有明です。

カフェ・ランチ休憩しつつ、植物散策しながら大糸線方面へと進みます。

安曇野から見る大天井岳と有明山
開けた畑と屋敷林、向こうに大天井岳と有明山。
クヌギの黄葉
クヌギの黄葉。

クヌギは枝に葉が残っている事が多くて、黄葉が目立つ樹種です。

クヌギのドングリ
クヌギのドングリ。

クヌギとクリの葉はよく似ていますが、堅果があるとすぐに見分けがつきます。

黄葉したクリの葉
こちらはクリの黄葉。

穂高川付近からは、鹿島槍ヶ岳、白馬三山方面がよく見えています。

穂高川付近から眺める北アルプス
穂高川付近から。正面は鹿島槍ヶ岳、右奥は白馬三山方面。

あづみ野やまびこ自転車道(拾ケ堰沿いの自転車専用道路)

あづみ野やまびこ自転車道の起点
あづみ野やまびこ自転車道の起点。国道147号線と烏川が交差する辺りです。

大糸線の踏切を渡って国道147号線を3km弱、南下すると「あづみ野やまびこ自転車道」の起点に到着します。

自転車形のガードパイプ(あづみ野やまびこ自転車道)
自転車形のガードパイプ。サイクリング気分を盛り上げてくれます。

農業用水路の拾ケ堰(じっかせぎ)沿いを走る、自転車専用道路です。

安曇野の区間は約15km。

アップダウンも少なく、ゆっくりのんびりサイクリングできます。

あづみ野やまびこ自転車道で見かけた植物の写真をいくつか。

ドウダンツツジの紅葉
紅葉したドウダンツツジ。
ネムノキ
落葉したネムノキ。ネムノキは水路沿いに時々見かけます。
ネムノキの豆果
ネムノキの豆果。マメ科らしい莢がぶら下がっています。
ミモザ(ギンヨウアカシア)の花
ヒノキの落ち葉と実の上にエノキ
黄葉したエノキの落ち葉。日吉神社にて。

日吉神社(あづみ野やまびこ自転車道沿いにある神社です)では、エノキの落ち葉の下にヒノキの落ち葉と実が。

桜紅葉
桜紅葉。あづみ野やまびこ自転車道沿いにはサクラも多いです。

「じてんしゃひろば」(あづみ野やまびこ自転車道)

「じてんしゃひろば」からの眺め
「じてんしゃひろば」に到着です。

ほりがねの里を通り過ぎて、向かったのは「じてんしゃひろば」。

シダレヤナギはまだ葉を残しています。

大銀杏&カッフェ・タイム

吉野荒井堂の大銀杏
吉野荒井堂の大銀杏。推定樹齢200年以上、との事。

「じてんしゃひろば」から2km弱、少し足を延ばして「吉野荒井堂の大銀杏」を見学に。

イチョウは安曇野でも時々見かけますが、このイチョウは特に大きいです。

フカフカのイチョウの落ち葉
フカフカの黄色い絨毯です。

11月下旬のこの日はかなり落葉していましたが、枝先に残った黄葉と、地面に渦高く積まれた落ち葉を見て秋を堪能です。

BELL WOOD COFFEE LAB(ベルウッドコーヒーラボ)

BELL WOOD COFFEE LAB(ベルウッドコーヒーラボ)
大銀杏から160mのBELL WOOD COFFEE LABへ。

最後に、大銀杏からすぐ近くのBELL WOOD COFFEE LABでカッフェ(エスプレッソ)を。

エスプレッソの他にも、マロッキーノやエスプレッソトニックなど、本場イタリアンバールのようなこだわりメニューです。

エスプレッソ
エスプレッソ(250円)。

エスプレッソマシンも美しいので、カウンター席に座ってお話しを聞きながらのカッフェ・タイムをオススメします。

BELL WOOD COFFEE LABから、アルプス安曇野ほりがねの里まで戻ったら本日のサイクリングは終了です。

まとめ(何度も走りたくなる安曇野サイクリングコース)

イチョウの葉
イチョウの葉。

サクラのように春も秋も目に付く植物もあれば、クヌギの黄葉のように秋だからこその植物もあります。

イチョウのような、里ならではの樹木もあります。

ネムノキの花が咲く、夏も良いでしょうね。

同じコースを何度でも走りたくなる、安曇野の植物サイクリングです。

今回の植物サイクリングのまとめ

●コース沿いに多いサクラ、秋は桜紅葉
●カキやリンゴ、果樹が豊富な安曇野の秋
●安曇野らしい屋敷林の風景
●季節毎に楽しみがある植物サイクリング

レンタサイクル(シェアサイクル)もあり

自転車を持っていなくても、レンタルする事もできます。

「安曇野シェアサイクル」を利用すると15分あたり100円(1日最大3000円)で利用できます。

「ほりがねの里」の他、いくつか貸出場所があります。詳しくは安曇野観光協会公式サイト等でご確認ください。

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しょうじ(Shoji)
神戸出身、2016年に信州の山奥に移住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。