上高地の冬(スノーシューツアーに参加してきました)

冬の河童橋
上高地スノーシューツアーに参加してきました。

上高地は、11月16日から4月16日まで冬季閉鎖されます。バスやタクシーでは入れないのですが、徒歩だと入山できて白銀の別世界を体験できます。そんな冬の上高地について以前から記事にしたいと思っていて、先日(2月上旬)行ってきました。

初心者もOKなスノーシューツアーに参加して冬の上高地を体験

初心者も安心なスノーシューツアー
初心者も安心なスノーシューツアー。
今回の植物ハイキングのポイント
●冬季閉鎖中の上高地
●体力がなくても大丈夫だけど冬山の装備が必要
●今回はスノーシュー・ツアーに参加
●歩行距離は12~13㎞
●所要時間は6~8時間(休憩時間含む)

雪崩や落石の危険もある冬の上高地(まずはツアーに参加がオススメ)

雪崩の危険個所
トンネルから大正池までの間に雪崩の危険個所が数か所あります。

我々夫婦は冬の上高地は未経験です。雪崩や落石などの危険個所について知らないので、今回はツアーに参加しました。

注意事項
冬の上高地の注意事項については、上高地公式ウェブサイト「冬期に入山される方へ」でご確認ください。
抜粋すると、
・登山届を提出する
・冬山同様の登山装備が必要
・雪崩や落石、地吹雪に注意

そんなこんなで、我々が参加したのはLittlePeaks(リトルピークス)(乗鞍や上高地のツアーを実施している会社)のツアー。スノーシューやブーツ、ストックのレンタルもあるので、ギアを買いそろえなくても参加できて便利です(我が家は妻がスノーシューをレンタルしました)。

釜トンネルからハイキング・スタート

釜トンネル入口
釜トンネルの入口。冬の上高地はここから歩いて入山します。

沢渡の駐車場に車を駐車して、ガイドさんと合流(乗鞍高原で集合する事もできます)。その後に釜トンネル入口まで車で送ってもらいます。

夏季はトンネルをバスかタクシーで走り抜けますが、冬季はトンネルを徒歩で通過します。

持ち物としてヘッドランプを

釜トンネルの中
釜トンネルは全長1310m。往路は上り坂で、トンネルの両端で標高差が100mもあります。

1つ目のトンネル・釜トンネルは斜度が11%あって、けっこうな上り坂です。妻は早くもゼーゼー息をしておりました。。。釜トンネルは昨年は照明が点灯していたそうなのですが、今年は点いていなくて真っ暗です。ヘッドランプは必携ですね。

上高地トンネル
上高地トンネルの中は照明が点灯しています。

2つ目のトンネル・上高地トンネルは照明が点灯していて明るいです。斜度も緩やかになって妻も機嫌よく歩いています。

上高地トンネルを抜けて少し歩くと、いよいよ穂高連峰が見えてきます。

穂高連峰が見えてきました!
穂高連峰が見えてきました!

大正池までの道路は数か所、雪崩が発生する場所があります。初めて行く場合はやはりガイドさんに連れて行ってもらった方が安心ですね。

霧氷の世界

霧氷で白くなったカラマツの枝
霧氷で白くなったカラマツの枝。

この日の午前中は霧氷が見事でした。

霧氷のケヤマハンノキ
こちらはケヤマハンノキ。毛皮をまとったようにも、ガラス細工のようにも見えます。
霧氷のサワラ
こちらはサワラ。全ての樹々が霧氷に包まれています。

大正池ホテルの横に冬季トイレあり

大正池ホテル手前のトイレ
大正池ホテル手前のトイレ。裏側に冬季トイレがあります。

釜トンネルから歩きだして3km弱、大正池の手前に冬季トイレがあります。

上高地の冬季トイレ
冬の上高地には冬季トイレがあります。釜トンネルから小梨平(河童橋の近く)までのエリアに3か所のトイレがあります(ボットン便所)。

大正池からスノーシュー装着

スノーシューはツアーでレンタル

スノーシューを装着
スノーシューを装着します(リトルピークスでレンタルしました)。

大正池からはスノーシューです。車道から離れて、遊歩道を歩いて河童橋を目指します。

「逆さ穂高」を撮影!

大正池の「逆さ穂高」
大正池の「逆さ穂高」。

この日の大正池は水面に穂高連峰が写り込んで「逆さ穂高」を撮影できました。

焼岳

焼岳を眺めます
焼岳。冬の方が大きく見える気がしますね。

焼岳を眺めつつ、樹林帯へ。

巨大なサルノコシカケ
巨大なサルノコシカケ。ここまで大きいのは珍しいですね。

田代湿原

田代湿原から穂高連峰を望む
真っ白な田代湿原から望む穂高連峰。

雪景色の中では、チョウセンゴヨウの緑色がより鮮やかに見えます。

巨大なサルオガセが。

サルオガセ
こんなに大きなサルオガセがあるんですね。ガイドさんに案内してもらうと、自分だけでは気づかない発見があります。

ちなみにサルオガセは我が家ではヒカゲノカズラと共に注連飾りに使いました(『ヒカゲノカズラの注連飾り』)。

穂高を眺めながら梓川左岸を北上

梓川左岸を河童橋方面へ
穂高を眺めながらのスノーシュー・ハイク。

左岸の河原からは穂高連峰を眺めながら上流へ向かいます。夏季は石がゴロゴロなので、かえって冬の積雪期の方が歩きやすいように感じます。

雪の樹林帯を進みます
踏み跡があるのでスノーシューがなくても歩ける場所も多いですが、やはりスノーシューがあった方が安心だし楽しいです。

途中、サルにも遭遇。

笹の葉を食べるサル
なんと、上高地のサルはシナノザサの葉を食べるそうです! 冬は食べ物が少ないだろうし、たくましいですね。

河童橋に到着してランチ

冬の河童橋
河童橋に到着です。

とうとうやってきました、冬の河童橋。釜トンネルから6~7km、3時間くらいです。30分くらい休憩して記念撮影やランチタイムです。

冬の河童橋
この時期は人も少なく静かです。

冬の上高地は売店は営業していません。なので、お弁当持参になりますが、今回の我々はリトルピークスのオプションのお弁当(1人500円)を事前に頼んでいました。

リトルピークスのお弁当、オススメ!

リトルピークスのツアーのお弁当
リトルピークスで注文していたお弁当。

これがオススメです! 登山に合うように作られているそうで、凍らないよう保温バッグに入れられていたり、寒さで手がかじかんでも食べやすいようにフォークが付けられていたり、ギュッと握られたおにぎりとか、おかずも種類が豊富で美味しいのです。妻は「毎日でも食べたい!」だそうです。

復路は梓川の右岸を

復路は梓川の右岸を
午後のキラキラと輝く風景の中を進みます。

ランチタイムの後は復路です。往路とは反対に、梓川の右岸を行きます。

ウォルター・ウェストンのレリーフ

ウォルター・ウェストンのレリーフ
右岸にはウォルター・ウェストンのレリーフがあります。
梓川の向こうに六百山と霞沢岳
梓川の向こうに六百山と霞沢岳。

正面に焼岳、左に六百山や霞沢岳を眺めつつ、下流に向けて雪上を歩きます。

帝国ホテル

冬の上高地帝国ホテル
帝国ホテルの横を通過します。

田代橋を渡って帝国ホテル横を抜け、大正池に戻ってきたらスノーシューを外します。

午後には穂高連峰に雲がかかりました
スノーシューを外してトンネルに向かいます。

今度上高地に来るのはいつかなあ? と穂高連峰に別れを告げてトンネルへ。

釜トンネルを抜けてゴール

上高地からの帰路
スノーシューを外すと、普通に歩くのが楽に感じます。

釜トンネル入口にツアーの車が待機してくれていて、ピックアップしてもらって沢渡の駐車場の戻ったのは16時半くらい。朝9時にスタートして、半日のスノーシュー・ツアーは天気にも恵まれ、大満足の冬の旅となりました。

ガイドさんはさすが上高地はもちろん植物にも詳しいのでオススメですね。上高地での1泊2日キャンプなど、他のツアーも楽しそうです。

帰りの車でそんな話しをしていると妻は「あのお弁当をまた食べたい。。。」とつぶやいています。。。確かに食べ物も重要なポイントです。我々はお猿さんのように笹の葉は食べられないし、サバイバルではなく楽しみとして冬の上高地に入るんですよね。

サルの足跡
サルの足跡。親指と他の指が離れているのが特徴です。

いずれにせよ、冬の上高地は自然の厳しさみたいなものも感じさせてくれる、夏よりも更に特別な場所でした。また行きたいですね。

※下記、今回ガイドしていただいたリトルピークスの情報です。

リトルピークス
〒390-1513
長野県松本市安曇4306-7
Tel. 0263-93-1243
http://www.littlepeaks.jp/
今回の植物ハイキングのまとめ
●やはり上高地は冬も素晴らしかった
●時間がない場合「大正池で折り返し」でも十分楽しめそう
●季節的には暖かくなる前の2月までが良さそう
●1泊2日の上高地キャンプも体験してみたい

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ABOUT US

神戸出身、2016年から信州在住。植物のある生活、自然の中での生活について、このブログ(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。2019年~イタリア・トリノの自転車ブランド・3Tアンバサダー。