サンブーカはたくさんのメーカーから発売されていますが、日本国内で手に入るのは5種類くらいです。
この記事では、サンブーカの種類(無色透明と黒いサンブーカがあります)と銘柄について、それぞれ解説します。
たくさんあるサンブーカの銘柄と種類
サンブーカとは、一般的には無色透明のものを指します。
以下、具体的にサンブーカの銘柄をいくつか。
モリナリ・サンブーカ・エクストラ
最もメジャーなのがモリナリ社の「サンブーカ・エクストラ」。
1945年から発売されていて、日本国内でもモンテ物産がインポーターという事もあり(大手なので)、入手しやすいです。
イタリア本国でも最も流通している銘柄なので「サンブーカを飲んでみたい(試してみたい)」という場合、このモリナリ社はオススメです。
アルコール度数は40度です。
ヴァッカリ・サンブーカ
1990年に発売された、比較的新しい銘柄です。
アルコール度数は38度です。
イタリアのブランドですが、現在はオランダのBOLS(ルーカス・ボルス)傘下です。
BOLSのカラフルなリキュールの瓶は日本でもよく見かけますね。
ベルタ・ディ・アニゼ・サンブーカ
最も高級な銘柄がこのベルタ社のサンブーカです。
他の銘柄が2000円~3000円の中、ベルタのサンブーカは5000円前後です。
1947年創業のピエモンテ州のメーカーです。
ハイラムウォーカー・サンブーカ
ハイラムウォーカーはカナディアンウイスキー「カナディアンクラブ」が有名ですね。
リキュールも作っていて、サンブーカもあります。
アルコール度数は42度。
アンティカ・サンブーカ
グラッパも有名な、ロッシ・ダシアーゴ社のブランド、アンティカ。
一般的な「クラシック」(青いラベル)に加えて「フレイバー」シリーズもあります。
上の写真の「ラズベリー」の他にコーヒー、アップル、バナナなど合計6種類のフレイバーがあります。
アルコール度数は38度。
※アンティカ・サンブーカは、以前は日本でも販売されていたのですが、最近は見かけません。
ラマゾッティ
ラマゾッティは「アマーロ」の方が有名かもしれませんが、サンブーカもあります。
上の写真はイタリアのスーパーマーケットで見かけて撮ったものです。
こんな感じでズラッと並んでいるほど、イタリア本国ではメジャーです。
しかし、日本国内では見かけないです。
その他
イタリアでは他にも、上の写真の「BORDIGA(ボルディガ)」や 「GALLIANO」(ガリアーノ)など、たくさんのサンブーカに出会えます。
ブラック・サンブーカ
これまで紹介してきたサンブーカは一般的な無色透明のサンブーカですが、ブラック・サンブーカというのもあります。
オパール・ネラ
こちらは銘柄としては「オパール・ネラ」が有名で、日本国内でも手に入ります。
味は無色透明のサンブーカと同じ系統です。
ちょっと柑橘系の味が強いかな、という印象ですが基本的には同じ味で、特徴的なのは味よりも色です。
これだけ真っ黒なリキュールも珍しいでしょうね。
アルコール度数は40度です。
ちなみに、前述のモリナリとヴァッカリから、イタリアでは黒いボトルが販売されていますが、どちらも「コーヒー味」です。
オパール・ネラとは別の種類のものですね。
サンブーカの値段や味について
値段は、2000円~3000円の銘柄が多いですが、「ベルタ ディ アニゼ サンブーカ」が少し高くて5000円前後です。
味については、どの銘柄も甘くてアニスの香りが効いている、というのは共通です。
モリナリ社のは甘さが強いかな?と感じますが、エスプレッソに加えて飲む(カフェ・サンブーカ)とかだと、違いはあまりわからないです。
アルコール度数も、どれも同じくらいで38度から40度です(ハイラムウォーカーは42度、と少し強め)。
おすすめはモリナリ社(手に入りやすく、イタリア本国でもメジャー)
前述の通り「サンブーカを飲んでみたい(試してみたい)」という場合、最も手に入りやすく、イタリア本国でもメジャーなモリナリ社がオススメです。
サンブーカの銘柄、今後も試していきます
いろいろ紹介してきましたが、僕もまだ試した事がない銘柄もあるので、新しい銘柄を見つけたらまたレポートしようと思います。
あと、サンブーカの飲み方や原料、サンブーカを使ったお菓子など、網羅的な情報については『サンブーカ(イタリアのリキュール)まとめ』をご覧ください。
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