タブノキのツリーハウス、広尾で学ぶ常緑広葉樹

広尾、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)&Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のタブノキ、ツリーハウス

樹木の名前を調べる時、花や実、紅葉とか、特徴的なイベントが多いと見分けやすいですが、常緑樹の場合、そういう意味では難易度が上がります。針葉樹は種類がまだ少ないですが、常緑広葉樹となると(落葉広葉樹よりは種類が少ないとは言え)、かなりの数になります。

まー、勉強するしかないわけですが(笑)、効率よく勉強できる場所として、都内であれば広尾は良いスポットなのではないか? という、今回はそんな内容の記事になります。

タブノキはクスノキと同じクスノキ科

先日、クスノキについての記事『生田の森のご神木・クスノキ、鎮守の森』を作りましたが、

生田の森

生田の森のご神木・クスノキ、鎮守の森

2019年2月28日
同じクスノキ科である、タブノキについて記事にするにあたり、広尾のお花屋さん&カフェのツリーハウス、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)、Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のツリーハウスほどの適任は他にないだろう、と以前から思っておりました。

東京の中心部に立派なツリーハウスがあるという話題性と、その樹種がタブノキである事、そして付近にも植物観察にピッタリな、個人的にもオススメしたいスポットがある(後述します)、今回はそんなコースを歩いて巡ります。

広尾駅周辺を歩いて、タブノキをはじめとした常緑広葉樹を巡ります!

広尾駅の出口を出て、広尾橋交差点から三菱UFJ銀行の角を東に進みます。途中、左に折れて路地を入っていくとタブノキのツリーハウスに到着しますが(駅から徒歩1分)、そのまま真っ直ぐ行くとセガフレードがあり、その向かいにはクスノキの巨木が見えています。

セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ広尾店の向かいのクスノキ

広尾橋交差点から三菱UFJ銀行の角を東に行くと、その先(セガフレード広尾店の向かい)に、クスノキの大木があります。

※セガフレードについては『サンブーカを飲めるお店【セガフレード】』の記事もご覧ください。

サンブーカはセガフレードで飲めます

サンブーカを飲めるお店【セガフレード】

2019年3月10日

タブノキのツリーハウスに到着!

広尾、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)&Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のツリーハウス前に到着

タブノキのツリーハウスがある花屋さん、フルール・ユニヴェセール(上層階はレ・グラン・ザルブル)に到着です。

到着して、改めて眺めると、やはりスゴイです。

この日は12時くらいに到着、「レ・グラン・ザルブル」にランチを頂きにやってきましたが、既に満席。。。空きが出次第、携帯電話に連絡をいただける、との事で、お店の人に電話番号を伝えて、しばし撮影タイムです。

広尾、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)&Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のツリーハウス

タブノキのツリーハウスを下から見上げます。枝を活かしてあるのがまた良いですね。

広尾、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)&Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のタブノキ、ツリーハウス

2階からベランダに出るような感じで、ツリーハウスに行けるようになっています。中にも入れます。

タブノキの樹皮。広尾、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)&Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)にて

タブノキの樹皮は古来、タブ粉として線香の材料にも使われていました。クスノキ科には他にも月桂樹やシナモン、ダンコウバイなど、芳香を持つ木が多いです。

ダンコウバイの花

ダンコウバイの香りとクスノキ

2018年6月22日

屋上テラスでタブノキを眺めながらランチタイム

10分くらいして携帯電話が鳴り、無事に入店。希望通り、屋上のガーデンテラスに着席です。

Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)の屋上テラスからタブノキを眺める

屋上のガーデンテラスからタブノキを眺めながらランチです。

僕はフォカッチャサンド・ミラネーゼ、妻はチキンサンドを注文。タブノキの枝ぶりを見ながらの青空ランチ、贅沢な時間です。

フォカッチャサンド・ミラネーゼ。Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のランチにて

フォカッチャサンド・ミラネーゼ(1250円)。イタリア好きとしてはフォカッチャがメニューにあるのは嬉しいですね。

チキンサンド。Les Grands Arbres(レ・グラン・ザルブル)のランチにて

こちらはチキンサンド(1350円)。どのメニューも美味しそうで、妻は迷いに迷っておりました(笑)。

タブノキは、クスノキの記事でも書いた「照葉樹」の一つで、こんなに大きな木を見ていると南国にいるかのような気がしてくるから不思議です。

昔は材木にしたり、線香にしたり、いろいろと使われていたそうで、暖地の沿海地に多い木です。クスノキよりも耐寒性が強いとされ、クスノキの葉は「三行脈」がハッキリしていて、葉だけ見ても同定しやすいですが、タブノキの葉は他にも似ている葉がたくさんありますね。

タブノキの葉と頂芽

タブノキの葉と芽(頂芽)。タブノキと似ているマテバシイの芽は、これほど大きくはありません。

Les Grands Arbres(レ・グランザルブル)の屋上テラスからツリーハウスを

屋上テラスから顔を乗り出して、ツリーハウスをパチリ。ここからでも絵になりますね。

ランチの後、1階の花屋さん、フルール・ユニヴェセールで季節のお花を眺めてから(3月初旬のこの日はミモザが印象的でした)、次のスポットへ。(ホントに美味しいランチと、お花屋さんでの楽しい会話をありがとうございました!)

有栖川宮記念公園へ移動、その他の常緑広葉樹を観察します

冒頭の、常緑広葉樹の見分け方、という話しですが、タブノキと似ている樹種としてはマテバシイ、アカガシ等があります。それらを勉強するスポットして次に向かったのは有栖川宮記念公園。フルール・ユニヴェセール&レ・グラン・ザルブルから徒歩2分くらいです。

広尾・有栖川宮記念公園

有栖川宮記念公園。フルール・ユニヴェセール(レ・グラン・ザルブル)から徒歩2分くらい、広尾駅からでも徒歩3分くらいです。

こちらの公園、丘や渓谷、滝、池があったり、とても変化に富んでいます。江戸時代は盛岡南部藩の屋敷だったという歴史からか、樹種も多彩で、大木が多いです。

広尾・有栖川宮記念公園

公園内は、高低差を活かした滝や水辺もあり、変化があるので森の中を歩いているようです。

しかも、樹名板が丁寧に付けられていて、樹木の名前を覚えるのにもピッタリなスポットなのです。

アカガシの樹皮(有栖川宮記念公園にて)

アカガシ。こうして樹名板が丁寧に付けられています。アカガシも常緑広葉樹ですが、ブナ科でドングリがなる木です。クスノキやタブノキはクスノキ科で、果実はドングリではありません。

マテバシイ(有栖川宮記念公園にて)

こちらはマテバシイ。こちらもブナ科、ドングリができる木です。

タブノキの実

これがタブノキの実です。この写真は一昨年の6月下旬、別の場所で過去に撮影したものですが、参考までに貼り付けておきます。サンゴのように赤くなった果柄(枝)も印象的です。実は夏に黒く熟します。

スダジイの葉(有栖川宮記念公園にて)

スタジイの葉。こちらも照葉樹林を代表する常緑広葉樹、照葉樹の一つです。

落葉している季節だと、常緑樹が目につきやすく、それぞれ、観察しながら散歩です。

街路樹のクスノキを眺めつつ、帰路につきます

有栖川宮記念公園での観察を終えて、広尾駅に向かう途中、セガフレードの向かいのクスノキを眺めつつ、カッフェ・タイムです。

セガフレードでカッフェ・タイムです

セガフレード広尾店に立ち寄り、Caffe’タイムです。

タブノキのツリーハウスがきっかけで訪問した広尾という街。大木が点在しているところを見ると、歴史がある街なんだな~としみじみ。

そして、コーヒーを飲みながら外を眺めていると、マセラッティが3台通過、他にも超高級車が頻繁に通ります(むしろ高級車しか通らないくらい。。。)。いろんな意味で、信州の山奥とは別世界です。

イタリアのミネラルウォーター・アクアパンナ

イタリア・トスカーナのミネラルウォーター、アクアパンナ(Acqua Panna)を発見!スーパーマーケットのショーウィンドウも、やはり広尾(笑)。

タブノキ、クスノキ、スダジイ、アカガシなどなど、たくさんの樹木からのパワーと、広尾の都会的な刺激を頂いて、帰路につきます。

信州に戻るとまだ雪景色

雪のカラマツ林

東京では梅の花が咲いていましたが、信州に戻ると、雪です。

東京から信州に戻ると、真っ白な風景です。常緑広葉樹には厳しい環境です。しかし、僕たちは、他の植生を見に行って、戻ってきてこそ理解できる身近な植生があったり、街の自然もまた、森に通じています。

雪のカラマツ林

冬の終わりの雪は水分を多く含んでいて、枝に張り付くように積もっていきます。

そんな話しをしていると、妻が「あっ!トンカツ食べ忘れた!」と叫びます。山奥から街の常緑広葉樹を想いつつ、もうしばらく越冬生活が続きます。

植物名 タブノキ
漢字名 椨の木
別名 イヌグス(犬樟)
学名 Machilus tunbergii
英名 なし
科名・属名 くすのき科タブノキ属
原産地 本州以南、朝鮮半島、中国など
花期 4~5月

下記、Fleur Universelle(フルール・ユニヴェセール)のサイトへのリンクです。
http://fleur-universelle.com/

そして以下は記事作成にあたり、参考にした本です。

都市の樹木433 ポケット図鑑 [ 岩崎哲也 ]

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都会の木の花図鑑新装版 [ 石井誠治 ]

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ABOUTこの記事をかいた人

神戸出身、2016年から信州在住。植物のある生活、自然の中での生活について、このサイト(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。2019年~イタリア・トリノの自転車ブランド・3Tアンバサダー。