【中山道のんびりハイキング】紅葉の鳥居峠と奈良井宿

秋の奈良井宿

以前の記事(【中山道のんびりハイキング】妻籠宿から馬籠宿へ、新緑の峠越え)で、中山道の最も人気のハイキングコースを紹介しましたが、今回紹介するのは鳥居峠。このコースが便利なのは、スタート地点の藪原宿とゴール地点の奈良井宿が、それぞれJR藪原駅と奈良井駅に近い事。往路は歩いて峠を超えて、復路は電車で戻るというアクセスの良さが魅力です。
紅葉と言うと、信州ではカラマツの黄葉が有名ですが、山の中を歩くと、さまざまな種類の黄色い葉、オレンジ色の葉や、さまざまな種類の枯葉の香りが交じり合って、落ち葉の上を歩くと「サクッ、サクッ」と軽やかな音、、、そしてゴールの奈良井宿では、江戸時代に戻ったような古い街並みを散策する、中山道・木曽路の自然と歴史を満喫のオススメコースです!

藪原駅を出発、峠を目指してGO!

電車だと藪原駅から出発。車だと、駅の近くにある、木祖村役場の駐車場(無料です)に車を駐車させてもらって、ハイキング開始です。
歩きだしてすぐ、藪原宿の「笑ん館」でパンを買って、お昼ご飯の調達です。既にこの辺りから眺める山々の黄葉も見事です。

藪原宿にぎわい広場・笑ん館

藪原宿にぎわい広場・笑ん館。ここでトイレを済ませて、パンを買ってから出発します。

藪原宿にぎわい広場・笑ん館のパンコーナー

今回は「メロンこっぺ・ホイップ&カスタード」と「バジルソーセージ」を購入しました。

「笑ん館」の隣にはトイレもあるので、ここで済ませておくのが良いでしょう(とてもキレイなトイレなので)。「笑ん館」を出発してすぐ、「鳥居峠」の案内表示が出てきます。線路のガードの下をくぐってから、左折します(右折すると藪原神社があります。寄り道するのもアリ)。30~40分くらいで山道の入口に着きます。序盤はカラマツ林の中を進みます。

鳥居峠の山道に入るとカラマツ林

鳥居峠の山道に入ると序盤はカラマツ林です。

黄葉のカラマツ林から見える空

黄葉のカラマツ林から見上げる空。

甘い香りが漂ってきて、カツラの木が近くにある事がわかります。左の葉のような、乾燥した葉の方が強く香ります。

ダンコウバイの黄葉

ダンコウバイの葉。こちらも良い香りで有名な樹木ですが、強く香るのは新緑の季節です。

昔は「中山道屈指の難所」などと呼ばれていたそうですが、現在はよく整備されて、とても歩きやすく、馬籠峠に比べると人が少なく、落ち着いた雰囲気のトレイルです。
途中、松尾芭蕉の句碑があったり、御嶽山の展望スポットがあります。11月初めのこの日は既に雪を被っていました。

鳥居峠への上りの途中

上りの途中、視界が開けて、藪原の街並みを眺めます。

丸山公園付近

丸山公園の付近には古戦場があったようです。

御嶽山には雪が積もっています

御嶽山には、もう雪が積もっています。

巨大なトチノキを見上げる峠付近

御嶽神社を過ぎると、トチノキの巨木が並んでいて、その大きさに驚きます。「子産みの栃」と名前が付けられている個体があって、説明によると、その樹皮を煎じて飲むと子宝に恵まれる、との言い伝えがあるそうです。かつては救荒作物だったトチノキだからこそでしょうか。いずれにせよ、こうした樹木とヒトとの関わりを聞くと穏やかな気持ちになります。
峠付近には「峠の茶屋」がありますが、茶屋というよりは休憩所です(トイレもありますが和式です)。茶屋の横は展望が良く、奈良井宿の街をチラリと見てから、ここからは下山です。

トチノキの巨木

トチノキの巨木が並びます。既に落葉していましたが、樹形の観察には良い季節です。

栃の実

栃の実。こうして実を拾ったり、秋の楽しみですね。

鳥居峠の下り

フカフカの落ち葉の上を下っていきます。

イロハモミジ

イロハモミジ。紅葉と言えば、という樹種です。やはり赤色の葉は山の中で目立ちます。

鳥居峠の下りにて

ハイキングコースでもあり、歴史的な街道でもある、そんな鳥居峠の山道。

下山して奈良井宿を散策

山道を下りきると、もう奈良井宿です。左手に鎮神社の巨大なスギが見えてきます(巨大過ぎて写真に上手く収められませんでした。。。)。
鎮神社から向こう側からがいわゆる宿場町です。奈良井駅の電車の時刻を事前に確認しておきつつ、美しい街並みをゆっくり散策しましょう。

黄葉のカラマツ林の山

峠を下り、奈良井から見上げるカラマツの黄葉。

奈良井宿

奈良井宿に到着です。約1㎞に渡って続く美しい街並みを抜けると奈良井駅です。

この日の僕たちは、奈良井駅から徒歩5分のカフェ深山にてコーヒーとケーキをいただきました。
これにて、今回のハイキングは終了ですが、カラマツやトチノキの新緑の季節も良いだろうし、是非是非また歩きたいコースです!

奈良井宿・カフェ深山にて

カフェ深山にてコーヒーをいただきました。季節の花が添えられていて、この日はリンドウ。

奈良井駅から電車に乗って

奈良井駅から電車に乗って、帰路につきます。

今回の旅のポイント
●藪原宿を出発、奈良井宿までのハイキング(距離は約6km)
●ハイキングの時間は約3時間
●10月下旬~11月上旬、紅葉を満喫するコース
●スタートもゴールもJRの駅に近くてアクセス良好
●馬籠峠に比べると人も少なく落ち着いた雰囲気

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ABOUTこの記事をかいた人

神戸出身、2016年から信州在住。植物のある生活、自然の中での生活について、このサイト(サンブーカ)で記事を作っています。食や自転車、インテリアなど“イタリア的な山暮らし”の楽しさもテーマにしています。2019年~イタリア・トリノの自転車ブランド・3Tアンバサダー。