信州花フェスタ2019について、2つ記事を作っています(下記)。
今回は、サブ会場の一つ、国営アルプスあづみの公園を紹介します。
信州花フェスタ2019は6/16(日)まで開催しているし、あづみの公園は年中訪問できる公園です。
アルプスあづみの公園「堀金・穂高地区」
5月末はアヤメ、ニッコウキスゲが見頃
まず、国営アルプスあづみの公園は、2つの地区があります。
「堀金・穂高地区」と「大町・松川地区」。
今回訪問したのは、「堀金・穂高地区」。常念岳を見上げるような立地で、広大な敷地です。
4月はチューリップの名所、5月は菜の花
4月だと、38万本のチューリップ、5月は500万本の菜の花が見どころなのですが、5月末のこの日は花期が終わり、6月のユリの花期との境目のようです。
見頃の花は、アヤメ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)でした。
木の花も、いくつか写真を載せておきます。
木の花はカンボクやタニウツギ
カンボクの白い装飾花はオオカメノキやヤブデマリに似ています。
谷間に生えている事が多い事から「谷空木」。
田植えの時期に花を咲かせるので「田植え花」という呼び名もあります。
カエデの翼果
カエデは花期が終わって、実になっていますね。
以前にイロハモミジのプロペラ(翼果)についての記事を作っています。
トチノキは花期終盤
この時期、トチノキの花は終盤です。
野口健さんのイベントに参加
信州花フェスタ開催中は、様々なイベントが開催されていて、この日にアルプスあづみの公園に来た一番の目的は「野口健さんとトーク&ウォーキング」。
アルピニストとして、そして清掃登山や被災地のテント村などの社会的な活動で知られる、野口健さんですが、今回のイベントは定員50人という規模で、間近で話しを聞けて良かったです。
「現代の子どもたちは、自然体験が“皆無”の子が多い」
印象的な話しとしては、「現代の子どもたちは、自然体験が“皆無”の子が多い」という話しでした。
確かに、現代は大人でさえも、自然との距離が離れてしまっている事が多いです。
その子ども達の自然体験が少ないというのは納得ですね。
野口さん自身は娘さんで実験(?)として、冬山登山に親子で行ったりしているそうです。
7歳の娘さん(当時)と真冬の八ヶ岳に行ったりとか(マイナス17℃だったそうです!)、やはりスケールが大きいですね。
様々な課題に対して、実際に行動しておられる事、ユーモアを交えての話しを聞いていると更に説得力が増す、と言うのか本だけでは知り得ない、人としてのパワーを感じました。
烏川渓谷緑地を散策
古民家風の建物で野口さんの講演会を聞いた後は、烏川渓谷緑地を散策です。
あづみの公園は、烏川(からすがわ)という川の周辺に広がる公園ですが、その烏川に沿って歩きます。
烏川の水は、昔から安曇野地域の作物栽培や生活に利用されてきました。
その取水口等の施設や名残を見学したりしつつ、自生の植物も散策。
マムシグサ
マムシグサとは、茎の部分のまだら模様がマムシに似ているから付いた名前です。
あづみの公園内の他の施設も見学
烏川渓谷緑地の散策終了後、記念撮影して(野口さんにサインをもらったり)、イベントは終了。
その後、園内の他の施設も見学しました。
直径8mの植物のインスタレーション
柿崎順一さんの作品、写真ではなかなか伝わりにくいのですが、直径8mという巨大なインスタレーションです。
中央部には、コマクサ1000株が生けられています。
コマクサ
コマクサは「高山植物の女王」とも呼ばれ、高山のガレ場のような場所にしか生育しない植物です。
オオルリシジミ
オオルリシジミは、毎年5月中旬頃から6月上旬頃、この辺りで見る事ができるそうです。
撮影できて良かったです!
別の季節も来たくなる、広大なアルプスあづみの公園
広大な公園で、今回だけでは隅々まで見学する時間がなかったのですが、また別の季節にも来てみたいですね。
そして、あづみの公園のもう一つのエリア「大町・松川地区」にも行かねばなりません。
そちらもまたいつか、記事にしたいと思います。
おまけ:野口健さんにサインをいただきました
持参した本『ヒマラヤに捧ぐ』に、野口健さんにサインをいただきました。
「一歩一歩」、良いですね!
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