映画『レミーのおいしいレストラン』のラタトゥイユは、以前から挑戦してみたかった料理です。
写真映えしそうで、何より夏野菜が美味しく食べられそうなんですよね。
ズッキーニの季節がそろそろ終わりかな?という事で、慌てて作ってみたので、記事にしておきます。
『レミーのおいしいレストラン』のラタトゥイユ再現に挑戦
PIXARの映画(アニメ)はどれも良いんですが、個人的には『レミーのおいしいレストラン』は最も好きな作品の一つです(DVDを買いました)。
観ていない人もいると思うので、内容についてはあまり触れませんが、とにかく料理が美味しそうに描かれている作品です。
※ちなみに『レミーのおいしいレストラン』や『トイ・ストーリー』などのピクサー(ディズニー)作品はU-NEXTでも観れます(31日間無料視聴・2022年4月現在)。
原題は『Ratatouille(ラタトゥイユ)』
原題は『Ratatouille』、ラタトゥイユが物語の鍵となるメニューとして登場します。
主人公であるレミーがネズミ(Rat)である事が『Ratatouille』というタイトルに込められたメッセージでもあります。
レミーのラタトゥイユ:材料・作り方(レシピ)
さて、材料と作り方です。
厳密にコレが正しい、というレシピはないと思うのですが、ズッキーニとナス、トマトを薄くスライスして交互に並べるという、野菜たちの彩りの美しさがポイントだと思います。
そして、スライスした野菜を焼く時にピューレ(ソース)をお皿に敷くので、材料としてはラタトゥイユ自体の具材と、ピューレに使うタマネギ、ニンニク、トマト缶が主な材料になります。
尚、材料のポイントとしては、ズッキーニとナス、トマトの大きさ(太さ)を揃えた方が良いのと、ズッキーニに関しては黄色の方が鮮やかに仕上がります。
以下、作り方です。
ピューレを作る
みじん切りにしたニンニクとタマネギを炒める
ニンニクとタマネギをみじん切りし、炒めます。
トマト缶とハーブを加えて、ミキサーにかける
トマト缶とセージ、タイムを加えて約5分煮込み、塩・コショウで味を整えて、ミキサーにかけます。
野菜をカットして並べる
耐熱皿にピューレを敷き、その上に薄くスライスしたズッキーニ、ナス、トマトをなるべく細かく、間隔を開けずにビッシリと並べます。
ちなみに、トマトについては今回、調理用トマト(サンマルツァーノ)を使っています。
大きさがちょうど良さそうなのと、仕上がりの鮮やかさを考えてのチョイスですが、なければミニトマトでも大丈夫だと思います。
オーブンで焼く
焼く前にオーブンシートを
野菜たちの上にオリーブオイルをひと回ししてから、オーブンシートをかぶせます。
170℃で約30分
オーブンで170℃、約30分焼きます。
焼き上がり
焼いてそのまま食べても美味しいですが、映画の再現という事で、盛り付けていきます。
盛り付け
セルクルがあれば便利ですが、なければ我が家のように牛乳パック等で代用して、型にラタトゥイユとピューレを入れながら、盛り付けます。
仕上げに、オリーブオイルに刻んだトマト、タマネギを少し入れ、混ぜたソースをお皿にサッとひと回し。
あと、今回は最後にタイムを飾りました。
レミーのラタトゥイユ、完成!
『レミーのおいしいレストラン』の作品中のラタトゥイユは、もっとトマトの赤色の割合が多い印象ですが、まー今回のも良しとしましょう。
飾りつけのハーブはチャイブでも良さそうです。
味は?
食べてみると、なかなか美味しいです(自画自賛)。
薄く切った野菜たちの食感も楽しく、ピューレとの相性も良いですね。
ピューレは、パンにつけても美味しいです。
ラタトゥイユは、イタリアではカポナータ?
ちなみに、ラタトゥイユとカポナータ、ほとんど同じ料理のようなイメージがありますよね。
ラタトゥイユはフランスのプロヴァンスの料理でズッキーニが主役、対してカポナータはイタリアのシチリアの料理でナスが主役の事が多いようです。
ラタトゥイユはあっさり、カポナータはしっかり味付け
味付けとしては、ラタトゥイユは塩コショウで比較的あっさり、カポナータは砂糖やワインビネガーも使ってしっかり味付け、というような違いもあるようです。
※DELISH KITCHEN「ラタトゥイユとカポナータの違いを知っていますか?」の記事より
ズッキーニの季節からカボチャの季節へ
ともあれ、ズッキーニの季節はそろそろ終わり、カボチャの季節になりますね。
ラタトゥイユを味わいながら、秋の味覚に思いを巡らす、信州の山暮らしです。
※以前に『ウリ科カボチャ属の野菜(ズッキーニの夏からカボチャの秋へ)』という記事を作っています。
・タマネギ 1個
・ニンニク 1片
・トマト缶 1缶の半分くらい
・調理用トマト 2個
・ナス 1本
・ズッキーニ(緑と黄色) それぞれ1本の半分くらい
・ハーブ(セージ、タイムなど) 適量
・塩 適量
・コショウ 適量
・オリーブオイル 適量