このブログでは時々、中山道のハイキング(&サイクリング)について記事にしています。
今回は碓氷峠。
長野県と群馬県の県境のハイキングをしながら、植物散策です。
初夏の軽井沢から中山道・碓氷峠をハイキング
行程としては、旧軽井沢からハイキングコース(旧碓氷峠遊覧歩道)を歩いて、絶景の「見晴台」まで行き、その後はバスに乗って再び旧軽井沢に戻るというコース。
なので、“峠越え”ではないですが、それっぽい体験ができて、軽井沢から手軽に行けるので、オススメです。
(駐車場に車を駐めて)二手橋の奥からスタート!
今回のハイキングコースとなる、旧碓氷峠遊覧歩道の入口は、旧軽井沢の北の外れにある、二手橋(にてばし)の奥にあります。
二手橋までのアクセス(駐車場)
車の場合、二手橋の近くに駐車場がいくつかあります。
※電車だと、軽井沢駅から二手橋まで約2.5km、徒歩約30分です。
二手橋のすぐ横に公衆トイレがあるので、トイレを済ませたら、アスファルトの道路を上ります。
右手に、ハイキングコース(旧碓氷峠遊覧歩道)の入口が出てくるのて、ここから植物散策です。
6月上旬のこの日は、とにかく新緑が見事です。
カエデ、トチノキ、ホオノキなど、いろんな木の新緑のトンネルになっていました。
最も印象的だったのではイタヤカエデです。
空一面のカエデの葉と、地面には翼果がたくさん落ちています。
花は、ミツバウツギが開花直前。
他、見かけた植物の写真をいくつか。
見晴台
遊覧歩道入口から約3kmで見晴台に到着です。
名前の通り、見晴らしが素晴らしいです。
妙義山や浅間山など、いろんな方角の山を眺められます。
熊野皇大神社
見晴台の後は、熊野皇大神社に参拝します。
この神社、ちょうど県境にあって、お賽銭箱も2つ並んでいるという、面白い神社です。
そして、この神社の植物も見応えがあります。
シナノキのパワースポット
奥に入ったところの、御神木のシナノキ。
樹齢800年以上だそうで、ホントに大きいです。
主幹がない状態で、かえって古木らしさが出ているように感じます。
パワースポットでもあり、木の周りを1周すると寿命が1年延びるとか、皺が1つ減る、とも言われているそうです。
ちなみに妻は3周していました。。。
さらに、主幹が空洞になっていて、ある場所から見るとハート形の穴があります。
いろいろとネタが豊富なシナノキです。
このシナノキからさらに、奥に数分歩くと(ちょっとした登山道のような道です)、奥社があって、これがまた雰囲気が良いです。
境内に戻って、もう一つ。
イチイは信州だと生垣でもよく見かける樹種です。
黄緑色の新芽がこの時期、美しいです。
峠茶屋の名物「力餅」
熊野皇大神社の周辺には峠茶屋が数軒、並んでいて「力餅」というのが名物のようです。
我々も力餅をいただきつつ、食べ終えたら下山です。
赤バスに乗って下山
来た道を歩いて戻っても良いのですが、今回は赤バスに乗って下山します。
碓氷峠の見晴台まで、季節限定で運行している路線バスで、運賃は1人片道500円。
レトロなデザインと、その車窓から見る新緑が気持ち良いのです。
ジブリの世界のような、ちょっと特別な時間を過ごせます。
往路の遊歩道も、復路のこの自動車道も、秋の紅葉もキレイでしょうね~。
旧軽井沢
旧軽井沢でバスを降りたら、今回のハイキングは終了です。
ちょくちょく歩いている中山道。
このエリアだと坂本宿までの反対側の峠道も、いつか歩いてみたいと思います。
●コンパクトにいろいろ楽しめるコース
●秋の紅葉の風景も見てみたい
●次回は坂本宿までの峠越えにチャレンジか?
●軽井沢からのお手軽ハイキングコース
●歩く距離は約4~6km(1~2時間)
●6月上旬の新緑を満喫
●碓氷峠頂上からはバスで下山