“雪解け”と言えば、真っ先に思い浮かべる花の一つ、ミズバショウ。
今回紹介する乗鞍高原「一の瀬園地」はミズバショウの群生地として有名で、しかも風景が気持ち良いので、植物散策にも超オススメです。
乗鞍高原、一の瀬園地で水芭蕉と春の植物散策
ミズバショウの見頃は4月下旬~5月中旬
「ネイチャープラザ 一の瀬」からスタート
今回、起点となるのは「ネイチャープラザ 一の瀬」。
ここの駐車場に車を停めて、歩いて「水芭蕉観賞コース」を回り、再びここに戻ってきます。
あざみ池の横を通過して、一の瀬キャンプ場を過ぎると(ネイチャープラザ 一の瀬から1.5kmくらい)、ミズバショウの群落が現れます。
いくつもミズバショウの群生地があります
歩道から近くに“こっちを向いている”ミズバショウを見つけると、すぐにシャッターを切りたくなりますが、この後もず~っと群生地が続くので、焦って写真を撮る必要はありません(笑)。
一の瀬園地内だけでも「女小屋(めごや)の森」、「オソメジッケ」、「どじょう池」、と何か所もミズバショウの群生地があるので、ず~っとシャッターチャンスです(笑)。
水辺のミズバショウもあれば、意外と乾燥した環境のミズバショウもあったり、大きいサイズもあれば、小さいサイズもあります。
ミズバショウの時期に見られる乗鞍高原の植物いろいろ
ミズバショウだけではありません。
ニリンソウ
ニリンソウも群落を作っていました。
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマも、湿った場所に多い植物です。
スプリング・エフェメラルの一つですね。
フキノトウ
ニリンソウやショウジョウバカマなど、高原ならではの植物とたくさん出会えます。
オソメジッケを過ぎ、広大な草地に出ます
オソメジッケを過ぎると、視界が開けます。
乗鞍岳を背にして、広~い草地の中を進みます。
カラマツの芽吹き&花
こうした開けた場所には、実生のカラマツもあります。この時期だと芽吹きと、雄花や雌花も観察できます。
一の瀬園地にはミズバショウの他にも名所があって「大カエデ」もその一つ。
大カエデ
もう少ししたら新緑、そして秋の紅葉の季節が楽しみですね。
どじょう池
「どじょう池」では、ミズバショウの向こうに乗鞍岳、という写真が撮れるので、記念撮影します。
一ノ瀬つつじ園(冬芽観察)
一ノ瀬つつじ園はレンゲツツジの群生地として有名です。
今はまだ冬芽ですが、6月頃、花の季節が楽しみです。
※レンゲツツジの花期の記事『乗鞍高原・サイクリングロードと初夏の一の瀬園地』も作っています。
ネイチャープラザに戻って、今回の植物散策は終了ですが、立ち寄りスポットも紹介します。
湯けむり館で温泉&ランチ
「湯けむり館」で温泉、そして館内の「プリマベーラ」というレストランで、ピザを食べます。
「プリマベーラ」でピザ
この日は季節限定メニュー、フキ味噌のピザが美味しかったです。
フキノトウの苦味とチーズって合うんですね。
温泉からは正面に乗鞍岳がドンっと見えて、絶景なので(写真で紹介できないのが惜しい!)オススメです。
このコースも、レンゲツツジや紅葉、他の季節もまた来たいですね。
ともあれ、ミズバショウはもう少し、見頃です。
例年、4月下旬から観察できるので、来年以降でも、この記事を参考にしていただければと思います。
ちなみに、雪解け直後だと、湿地では長靴が必要な状況もあり得ます。お気をつけください。
●カラマツの観察ポイントとしても面白い
●6月のレンゲツツジの花期も楽しみ
●大カエデ(コハウチワカエデ)紅葉も楽しみ
●ミズバショウの季節は長靴が必要な時もあり
●ミズバショウは例年4月下旬~5月中旬が見頃
●歩く距離は5~6km、所要時間は1時間半~2時間
●ニリンソウなどの高原ならではの花もあり
●温泉&立ち寄りスポットもあり